こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
フィリピン生活を満喫中のカリパイ( @legendarykalipy)です。
セブ市内から車でおよそ1時間半ほど南へ行ったところにあるカルカル市。
スペイン統治時代の面影が残る歴史的な建造物や、新鮮な食材が並ぶローカルマーケットなど、ふらっと訪れる小旅行にピッタリな街です。
今回は「歴史・市場・買い物」の3つのポイントを踏まえた、カルカル市のおすすめスポットをご紹介しちゃいますよ。
今回ご紹介するスポット
- アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(St. Catherine of Alexandria Church)
- カルカル市場(Carcar City Public Market)
- CUFMAI-OTOP CENTER(靴屋)
目次
カルカル市の場所
セブ市内から南へ1時間半ほど行くと、そこにカルカル市があります。
※Carcar:グーグルマップでは「カルカー」と表記されていますが、発音は「カルカル」となります
セブ島で有名は観光地「オスロブ」「カワサン滝」へ行く際に必ず通過するこのカルカル。ここを目的地として訪れる観光客は意外と少ないんです。
当ブログで紹介済み!カルカルを通って行ける定番観光地
カルカルと言えば、このロータリーでしょう。
セブ市内から進んできた場合、このロータリーで右折(地図左方向)するとセブ島の西側へ抜ける道。直進(地図下方向)するとオスロブへ向かう道となります。
時間帯にもよりますが、ここは交通量が多く、渋滞するポイントでもありますね。
今回ご紹介する3つのおすすめスポットは、このロータリー周辺、なおかつアクセスの良い場所を選びましたよ。
カルカル「ぶらり旅」プラン
3つのスポット
- アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(St. Catherine of Alexandria Church)
- カルカル市場(Carcar City Public Market)
- CUFMAI-OTOP CENTER(靴屋)
所要時間
3時間 ※セブ市内からの移動時間は除く
大まかな流れ
所要時間は約1時間半※道路状況による
所要時間は約1時間半※道路状況による
アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(St. Catherine of Alexandria Church)
アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(以下聖カトリーヌ教会)は、カルカル市内にある歴史的建造物の一つです。
この教会、セブ島においては「サントニーニョ教会」に次いで2番目に古い教会で、1859年に建設がスタートし、1876年に完成しました。
場所
セブ市内から来た場合、カルカルのロータリーより手前を右手に進んだところにあります。
聖カトリーヌ教会が建っている場所は、ちょっとした広場のようになっていて、カルカル市民の憩いの場となっていますよ。
この少しゆるめの坂道を上るとちょっとした広場に出ます。なお、この写真はセブ市内方面から進んできた道を右折した後、上ってきた道を振り返って撮影しています。
こちらが進行方向に向かって撮影した写真です。右奥に見えている赤い屋根が聖カトリーヌ教会です。
広場内には、様々なモニュメントがありますね。
少し進むと、聖カトリーヌ教会の全容が見えてきましたね。
教会の前には大きな塔のようなものがあります。その横には、不思議な物体が?
全体的によく整備されていて、敷地内にゴミなどは落ちていませんでしたよ。
聖カトリーヌ教会の様子
教会を正面から見ると、左右対称に作られていることが分かります。
上部には大きな鐘が二つあり、その屋根がちょっと変わった形をしています。形的にはインドやタイなどで見かけるようなスタイルですね。
二つの鐘の間には時計が設定されていますが、この時計は止まったままです。なぜ4時を指したままなのか?周辺で聞き込み調査を行いましたが、誰1人その理由を知る者はいませんでした。う~ん、謎が深まります。
教会を囲むように、計12体の像が並んでいました。
ちなみに、写真右手奥に見えている青っぽい建物は、聖カトリーヌ大学(プライベート)です。
教会の敷地内へは、こちらのゲートから入ります。
ゲート左側の建物は、聖カトリーヌ修道院です。
建物の外壁は、その当時よく使用されていた珊瑚石を用いて作られています。ここで気になることが一つ。
左の写真のこの雰囲気、どこかで見たことあるような気がしませんか?
そうです。札幌の時計台に少し似てますよね?雰囲気というか、色使いでしょうか。
さらに中へ進むと、中庭のような場所があります。サントニーニョ像もありましたよ。
教会なので、肌の露出が多い服装はNGです。これは、聖カトリーヌ教会に限らず、どこの教会でも同じですよね。
さぁ、それでは教会の中へ入ってみましょう。
中に入ると、ピーンと張りつめたような空気が流れています。カリパイはカトリック教徒ではありませんが、こういう神聖な場所では心が洗われる気がします。
細長い造りの教会内には、彫刻像をはじめ様々な装飾が施されています。
天井に描かれている模様が美しいですね。構造上、窓が多いので、全体的に明るい雰囲気だと思いました。
それにしても、手入れがよく行き届いていますね。セブ島で2番目に古いと言われるていますが、とても美しい教会だと感じました。
おそらく、長い歴史の中で何度も修復・修繕が行われ、今日に至るのでしょう。
博物館もあるよ
聖カトリーヌ教会の横(正確には聖カトリーヌ大学の横)には、カルカル市の博物館があります。ここでは、カルカル市の歴史についての展示があるそうです。
残念ながらカリパイが訪れたこの日は、メンテナンス作業のため休館でした。
ちなみに、入場料は無料で、だれでも入館することができますよ。
アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(St. Catherine of Alexandria Church)
住所:Santa Catalina, Carcar City, Cebu
電話番号:032-487-9147
開館時間:24時間
定休日:なし
入場料:無料
カルカル市場(Carcar City Public Market)
さてお次は、カルカルロータリーすぐ目の前にある、カルカル市場(Carcar City Public Market)です。
場所
2018年10月現在、グーグルマップで「Carcar City Public Market」と検索すると、全然違う場所が表示されているので、注意してください。
正しくは、上記の場所になります。
カルカル市場の様子
このカルカル市場は「カルカル市民の台所」と呼ぶにふさわしい、とても活気のある場所です。食料品はもちろんのこと、日用品や雑貨等、何でもそろっちゃいますよ。
そして何より、カリパイ目線で気に入った点。それは「雰囲気が穏やかで治安面での心配がほとんどない」という点です。
セブで有名なカルボンマーケットの場合、不慣れな人にとってはどことなく危険な香りがするでしょう。外国人旅行者は特に目立つので、スリや強盗にあわないよう十分緊張して行く必要があります。
参考 台風が来る前に食材を求めてカルボンマーケットへ行ってきたカリパイの日々しかし、ここカルカル市場、カルボンマーケットの雰囲気とはかなり違います。確かにマーケットの規模が違いますが、どことなく人々の様子はのんびりしていて、優しい顔をしている人が多い印象です。
とはいえ、利用者の多くは地元の人なので、観光客はしっかり目立ちます。持ち物や服装など、最低限の防犯意識をもって訪れてくださいね。
一歩中へ足を踏み入れると、そこには活気のある光景が広がっています。
市場内の中央は、大きく分けて肉コーナーと魚介類コーナーに分かれています。
そしてその周りを取り囲むように、日用品、缶詰、野菜、タマゴ、お米、干物などのお店が並んでいます。
一通り見て回って気付いたのですが、魚介類コーナーがかなり充実していましたね。カルカルは海が近いので、新鮮な魚介類がたくさん入ってきているのでしょう。
もしもカリパイの家がここから近かったら、買って帰りたいものがたくさん並んでいました。
近年、ガソリン価格・物価の上昇により、魚介類の値段も高くなってきています。それでも、大型スーパーの値段と比べると格段に安いので、多くの人が「新鮮で安い」魚介類を求めてやってくるのも納得です。
野菜や果物も安いですね。どの野菜や果物も、色付きがしっかりしているものが多いなぁと感じました。もう何なら、カルカル市へ引っ越そうかと思うほど、この市場のことが気に入ってしまいましたね。
美味しいものがたくさん
カルカル市場には、その場ですぐに食べられる美味しいものもたくさんあります。
まずは、これ。見た目の迫力がすごいですよね。こちらは「レッチョン・バボイ(豚の丸焼き)」です。
何を隠そう、ここカルカルはレッチョン・バボイをはじめとする、豚に関する料理が美味しいと評判なんですね。きっと良質な豚が飼育されているのでしょう。
ここでは、キロ400ペソで販売されており、グラム単位で購入することができますよ。
肉は軟らかくジューシーで、皮はパリパリ。ご飯が進みますよ。先ほどのお店で購入したものは、基本的にテイクアウトとなりますが、近接するカレンデリア(食堂)に持ち込んで、食べることができます。
一緒に他の料理も注文し、ここで早めの昼食としました。
料理に使われている食材は、当然ながらカルカル市場で売られているものなので、新鮮で美味しいですね。大満足の食事となりました。
こちらは市場の入口付近で売られているバナナに関する食べ物です。
真ん中が「トロン」といって、バナナを春巻きのような皮で包んで揚げたもの。手前が「バナナキュー」といって、こちらはバナナに黒砂糖をからめて揚げたものです。
フィリピンのおやつ「トロン(turon)」でメリエンダを満喫続いてこちらは「ブドゥブドゥ(bud-bud)」というライスから作ったお菓子です。日本で言うところの、ちまきっぽい感じでしょうかね。
店先で眺めていると、店番のおばあちゃんが「1本食べていきなさい」とすすめてくれたので、食べてみました。
甘さはほとんどなく、モチモチした食感を楽しむことができますね。食べる際、手がベタベタになってしまうので、ティッシュの持参は必須です笑。
カルカル市場の周辺を歩くと、このようなお店がたくさん並んでいます。
店先には、何やら茶色の物体が大量に置かれていますよね。
それがこちらの「チチャロン」という豚の腸を油で揚げたお菓子です。
「チチャロンと言えばカルカル」というほどその知名度は高く、わざわざ遠方からカルカルへ来て大量に買っていく人もいるほどです。
サックとした口当たりと、クセになる脂っぽさ。
ビールのつまみにピッタリなお菓子です。
カルカル市場の様子を動画にまとめましたのでご覧ください。
※再生時間:4分39秒
カルカル市場(Carcar City Public Market)
住所:Carcar City Public Market, Natalio B. Bacalso South National Highway, Carcar City, 6019 Cebu
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:なし
入場料:無料
クレジットカードの使用:不可
CUFMAI-OTOP CENTER(靴屋)
カルカルぶらり旅の最後は、CUFMAI-OTOP CENTERという靴の販売所です。
ここの正式名称は「Carcar United Footwear Manufacturers Association Incorporated One Town One Product Center」といって、その頭文字(赤文字部分)をとって「CUFMAI-OTOP CENTER」と呼ばれています。
ここカルカルは、靴やサンダルの産地としても有名で、多くの職人さんが靴作りで生計を立てています。そういった靴やサンダルの合同販売所のような場所がCUFMAI-OTOP CENTERなんです。
場所
カルカルロータリーからは、セブ市内方面へ戻ったところにあります。
道路を挟んで斜め向かい側にLTOカルカルオフィスがあるので、目印にするといいでしょう。
先ほどのカルカル市場からは、車で7分ほどの距離です。
CUFMAI-OTOP CENTERの様子
南国フィリピンならではの、おしゃれなサンダルがたくさんありますね。
シューズタイプもありますが、品揃えはサンダルの方が圧倒的に多いです。
各店舗、いろいろなデザインのサンダルを販売しているので、自分の気に入ったものを探す楽しさがありますよ。
価格は100~300ペソのものが多いです。交渉次第では値引きもしてくれるので、チャレンジしてみてください。
安くておしゃれなサンダルを日本へのお土産用にまとめて買っていくのもありですね。
中には少し高価なものもあります。とはいえ、セブ市内のショッピングモールよりかなりお得な価格なのが嬉しいですね。
購入した靴のご紹介
せっかくの機会なので、カリパイも靴を購入しました。靴といってもかかとのないサンダルのように履けるものです。
どうですか?なかなかおしゃれですよね。個人的にはとても気に入ってます。
ちなみに、こちらのお値段は350ペソでした。最初は500ペソでしたが、値下げ交渉の結果150ペソもおまけしてくれました。
外へ履いていくのがもったいないので、しばらくは部屋の中で履こうと思います笑。
CUFMAI-OTOP CENTER
住所:Cebu S Rd, Carcar City, Cebu
電話番号:なし
営業時間:8:00~21:00
定休日:なし
クレジットカードの使用:不可
まとめ
カルカル「ぶらり旅」ということで、3つのスポットを中心にご紹介しました。
今回ご紹介したスポット
- アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(St. Catherine of Alexandria Church)
- カルカル市場(Carcar City Public Market)
- CUFMAI-OTOP CENTER(靴屋)
今回ご紹介したプランの想定としては、朝セブ市内を出発し、聖カトリーヌ教会、カルカル市場の見学。早めの昼食をとったあと、OTOPでお土産用のサンダルを購入するというものです。
この流れで行くと、夕方前にはセブ市内に戻ることができますね。
セブ市内からカルカル市まではバスで移動しますが、その後の移動はトライシクルやハバルハバルが便利です。
3カ所ともそれほど距離が離れているわけではないので、徒歩で回ってもいいかも知れませんね。
もう一声欲しい方には
今回のプランにもう一つ付け加えたい!という方には、奇跡の教会といわれる「シマラ教区教会」をおすすめします。
カルカルからは車で30分ほど南に行ったところにあります。シマラ教区教会についての詳しい説明は、以下を参考にしてください。
「願いが叶う」と言われる奇跡の教会『シマラ教区教会(Simala Parish Church)』が圧倒的スケールで感動したよここをプランの中に入れたい方は、次のような行程をおすすめします。
- アレクサンドリア聖カトリーヌ教会(St. Catherine of Alexandria Church)
- カルカル市場(Carcar City Public Market)&昼食
- シマラ教区教会
- CUFMAI-OTOP CENTER(靴屋)でお買い物
また、今回ご紹介したプラン以外にも、オスロブのジンベイザメウオッチングやツマログ滝の帰り道にカルカルに寄っていくのもいいですね。
当ブログで紹介済み!カルカルを通って行ける定番観光地
この辺りのコーディネイトについて何かご質問のある方は、お問い合わせフォームまたは、ツイッターのDMからお気軽にお問い合わせください。
※2019年6月24日追記
カルカルにあるフィリピン料理レストラン
カルカル(Carcar)で人気のフィリピン料理レストラン『アカシアグリル(Acacia Grill and Restaurant)』
というわけで、セブ市内から1時間半で行けるカルカル市についてのご紹介でした。
楽しい旅の思い出をお作りください。
ではまた。
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