こんにちは。セブ在住のカリパイです。
「英語上達の近道は外国人の彼氏・彼女をつくることだ」とどこかで聞いたことがありますが、これ、みなさんはどう思いますか?
「外国人の彼氏・彼女がいても、自動的に英語がペラペラにはならない」というのがカリパイの中での結論です。
もし、あなたの英語が、とんでもなく初心者レベルなら多少の変化はあるでしょう。まぁ、その実感がわく前に、意思の疎通が難しいことが原因で別れてしまうと思いますが・・・。
そこで今回は、フィリピン人の妻をもつカリパイの場合はどうなのよ?って所を切り口に、外国人の彼女がいる場合に限ったメリット・デメリットなんかを考えてみます。そのことにより「外国人の彼氏・彼女がいる=英語ペラペラになる」とはならないことを検証してみたいと思います。
今回の投稿が、「外国人の彼女を作ってみたい」と思っている人にとって役に立つものであればうれしいです。
目次
カリパイが感じる外国人の彼女がいる場合のメリット
- 互いに母国語以外の言語を使って会話をする機会がある
- 異文化にじかに触れることができる
- 表現がストレートなので、白黒はっきりしている
- 周りから羨ましがられる
- 毎日刺激があって、飽きない
1 互いに母国語以外の言語を使って会話する機会がある
これ、タイトルにもある「英語がペラペラになるかどうか」に関わるところ。確かに、互いに母国語が異なる場合、コミュニケーションを図るためには、共通の言語が必要となりますよね。どちらかが、相手の言語を使いこなせる場合は別かもしれませんが。
フィリピンでは比較的、英語が通じるので、カリパイたちの共通言語はもちろん英語です。
では、カリパイの英語が劇的に伸びたのか?と言えば、こたえは「ノー」です。Rの発音は気を付けるようになりましたが・・・。
では、なぜ英語が伸びていないと感じるのか。それは、お互いに「分かりやすく伝えること」を意識しているからです。つまり、簡単な言い回ししか使っていないということなんです。
発音に関しても、お互いのアクセントに慣れてくるとそれが当たり前になってしまい、通じちゃうんですよね。良いのか悪いのか・・・。
また、考慮しなくてはならない点として、日本人・フィリピン人ともに「ネイティブスピーカーではない」ということがあります。この点に関しては「英語はネイティブだけのものなのか」という議論になってしまうため、ここでは割愛しますが、英語は自分たちにとって「意思疎通を図るための道具」なので、ネイティブかどうかの大きなこだわりはありません。
先ほど平易な表現しか使わないと言いましたが、もちろん会話の中で細かい説明や専門的な用語を使うこともあります。
その際、何とかして相手に伝えようと、辞書を調べたり、具体例で説明したりしています。
こういう作業が発生する点を、英語の学習ととらえるなら、外国人のパートナーがいることで「絶好の英語学習の機会を得ることができる」といえるでしょう。
ただし冒頭でも述べましたが、ただ単に外国人の彼氏・彼女がいるだけで、何もしなくても英語がペラペラにはなることはあり得ません。大事なことは、英語学習の機会が増し、必然的に英語をマスターするチャンスが多くなるということです。
勉強しないと、英語は伸びませんよ。楽な道があるのなら、だれでも英語ペラペラになってますから。
2 異文化にじかに触れることができる
日本以外の国の文化は、本当に日本のそれとは異なります。どちらの文化が優れているか劣っているかという議論ではなく、その違いを尊重し、互いに認め合うことができるかが大事です。
とやかく言わず、実際に触れてみてください。異文化への批判や否定的な意見を言うことは、実際に体験してからでも遅くはないでしょう。
違いを認める事って、素晴らしいことですよ。新たな発見がたくさんありますから。
カリパイもフィリピンと日本の違いに圧倒されていますが、そのおかげでこうしてブログを書くことができてます。なんせ、ネタには困らない毎日を過ごすことができる国ですから。
3 表現がストレートなので、白黒はっきりしている
これ、一般的によく聞くことかなと。つまり、直接的な表現をあまり好まない環境で育った我々にとっては、ハッキリ意見を言う外国人と一緒にいると、ドキドキしてしまうことがあります。たまに、相手の言葉がグサッと刺さり落ち込むこともありますね。
「お茶を濁す」「空気を読む」「相手の意を察する」って、日本人同士のコミュニケーションでしか通用しないですね。
ならば、せっかくストレートに表現する外国人パートナーといるわけなので、そのストレートに表現する手法をマスターしちゃえばいいってことです。
4 周りから羨ましがられる
残念ながら、カリパイの身近ではこういうお声をかけてくださる人はおりません。まぁ自分も、自慢することが目的で付き合っているわけではないので。
5 毎日刺激があって、飽きない
カリパイの妻の場合、英語以外にも、ビサヤ・タガログを使います。日常生活ではビサヤが中心ですね。これがまた絶好の勉強の機会です。
知らないことが目の前からなくならない毎日って、本当に刺激的ですよ。毎日「これ何だろう?」「それどういう意味?」って、自分の中の知識欲がかき立てられます。
そして、知らないことや分からないことをすぐその場で確認できるのも、外国人パートナーと暮らしている強みです。あんまりしつこく質問すると嫌がられますが・・・。
カリパイが感じる外国人の彼女がいる場合のデメリット
- どうしても超えられない「言葉の壁」が存在する
- 周囲から好奇の目で見られる
1 どうしても超えられない「言葉の壁」が存在する
この問題は大きいですね。「あぁ~上手く伝えられない!」って何度もくやしい思いをしています。「日本語なら簡単に説明できるのに、なんでわかってくれないんだ!」とストレスがたまる一方です。
同じ母国語を使う人同士なら簡単に説明できる細かいニュアンスを、英語で説明することの難しさって、もうそれは本当に厳しいですよ。カリパイはこれを「言葉の壁」と呼んでいます。
「言葉が通じなくても気持ちさえあれば」ってよく聞きますが、それは無理です。もし、遊びではなく本気で相手と人生を歩んでいこうとするのなら。
カリパイも妻とよくケンカしますが、ケンカの原因の一つに、「誤解・認識の違い」があります。自分としては相手に伝わったと「思い込んで」いて、実は相手は理解していなかった、またはその逆も。
「きっとそう思ってるはず」「分かっているにちがいない」などの、「多分や恐らく」が誤解を生んでいるのです。
世間でいう「英語超ペラペラ」っていう人なら、こういう問題は起きないかもしれませんが、普通の人であるカリパイには確実に「言葉の壁」が存在しています。悔しいけどこれが現実。
でも、いつかこの壁をぶっ壊してやるぞ!って気持ちで生活しています。
2 周囲から好奇の目で見られる
「ねぇねぇ、あそこの旦那さん日本人だって」「いいわねぇ~金持ちで」って聞こえてきそう。うわさ話が大好きなフィリピン人。
カリパイ
これ、妻がいつも言ってることですが、周囲は「日本人=金持ち」と見てしまうそうです。本気で貧乏なんですけどね。家にエアコン・テレビ・冷蔵庫ありませんから。
それで、妻はそういう周囲の目が気になるみたい。
カリパイも今までに何度か「あぁ、こいつ日本人か」的なこと言われた経験があります。これは外国で暮らす際の宿命ですね。
差別や偏見は、日々の生活にダイレクトに表れてきます。対応を間違うと命を落とす危険性も。
どんなに現地化してても、ここは異国の地だって事を忘れてはいけないんでしょうね。そういう意味では、緊張感を保たせてくれるこのネガティブ要素は必要なのかもしれません。
まとめ
外国人の彼氏・彼女ができたら英語がペラペラになるかどうかは、そのカップルの考え方次第です。繰り返しますが、ただ一緒に過ごしてるだけでは英語ペラペラにはなりません。ペラペラになるどころか、意思疎通ができず誤解だらけになり別れてしまいます。
あと、外国人の彼氏・彼女がほしい理由の一つに「英語の練習ができるから」というものがありますね。でもこれ、相手からすればすぐに気付くこと。「わたしは無料の英語教師?」と思われてしまいます。
もちろん、語学の習得は大事なことです。でもそれは、あくまでも手段であって目的ではありません。本来の目的は「相手と円滑にコミュニケーションを図る」ことではないでしょうか。
いずれにしても、いろいろ難しいことが多いからこそ、チャレンジしてみたくなるものですよね。
外国人の彼氏・彼女をつくりたいと思う人は、ぜひ行動してみてください。そして、実際に経験してみることで新たな発見があるはずです。「論より証拠」ですよ。
次はあなたの番です!
ではまた。
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