どーもこんにちは!カリパイ( @legendarykalipy)です。
2019年8月下旬、マニラで有名な「オーシャンパーク」が遂にセブ島にもやって来ました。この手の施設を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。
オープンしてすぐの頃はまだいろいろと整っていないと思い行くのを控えていましたが、丸2か月が過ぎた12月、満を持して行ってきましたよ。
というわけで、今回は『セブ・オーシャンパーク(Cebu Ocean Park)』のご紹介です。
目次
場所
セブ市内から海沿いの道(CSCR)を南下していくと、巨大ショッピングモール「SMシーサイドシティセブ(SM Seaside City Cebu)」があります。※以下「SMシーサイドと呼ぶ」
そのすぐ隣(西南西)にセブ・オーシャンパークがオープンしました。
この写真はセブ・オーシャンパークからSMシーサイドを見て撮影したものです。
SMシーサイドのマウンテンウイングという出入り口から徒歩3分。
マクタンセブ国際空港からは車で約40分です。※交通状況により異なる
【参考】SMシーサイドシティセブについての動画↓
料金・営業時間・各種サービス・施設情報について
フィリピン最大級の規模を誇り、マニラに2008年にオープンした「オーシャンパーク」を手がけた専門家チーム。その彼らが「今度はセブに!」ということで誕生したのが「セブ・オーシャンパーク」です。
セブ・オーシャンパークは、1.5ヘクタールという広大な敷地に海洋生物を中心とし、趣向を凝らした展示を用意しています。
いわゆる「水族館」の形態ですが、展示は水辺の生物にとどまらず、鳥類・は虫類などもいて、「生物テーマパーク」と呼ぶこともできそうです。
料金
2019年12月現在の料金は、以下のようになっています。
※2019年8月24日から9月30日までに発売されていたソフトオープニングチケットの再利用期間は既に終了しています。
セブオーシャンパーク公式サイト:https://www.cebuoceanpark.com/buy-tickets/
通常料金:800ペソ
ローカル料金(平日のみ):600ペソ
※身長2フィート(約60㎝)以下の子どもは無料
ローカル料金というのは、フィリピンの居住者を指します。厳密には外国人価格ではなく、外国人でも居住していることを証明できるものを提示すれば、ローカル料金が適用されます。
ちなみにカリパイはフィリピンの運転免許証を提示し、ローカル料金で入場することができました。
なお、チケットの購入には、クレジットカードの利用が可能です。
営業時間
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
月曜から日曜日までの毎日、9:00~18:00で営業しています。
ここで一点注意。
セブにあるショッピングモールの一部で、以下のような看板を見かけることがあります。
この看板には「平日は10:00~18:00 土日は9:00~19:00」と表記されていますが、2019年12月現在、営業時間は平日・土日(祝日)問わず9:00~18:00となっているのでご注意ください。
無料写真サービス
入場チケットを購入し施設内入り口へ向かう途中、何やら人だかりができていました。
グリーンバックを背景に、写真の撮影をしていますね。
実はこれ、入場料金に含まれていて、ここで撮影してもらった写真が素敵な背景と合成され、後ほど受け取ることができるサービスです。
カリパイは、列に並ぶのが面倒だったのでパスしちゃいました。
よくあるこの手のサービスって有料の場合が多いのですが、ここでは無料(入場料に含まれる)なので、来館記念として利用するのもいいですね。
施設情報
セブ・オーシャンパーク(Cebu Ocean Park)
住所:SM Seaside Complex, F. Vestil St, Cebu City, Cebu
電話番号:032-888-5288
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
クレジットカードの使用:可
セブオーシャンパーク内をご紹介
というわけで、早速中へ入っていきましょう。
セブ・オーシャンパークは、例えるならストーリーが決まっているロールプレイイングゲーム(RPG)をやるように、順路に沿って進んでいきます。
基本的には3つのフロアーに分かれていますが、順路はよく工夫されていて、わかりやすさも兼ね備えています。
まず始めにセキュリティチェックを受けますが、ここで注意点があります。
セブ・オーシャンパークは、施設内での禁止行為や持ち込みできない物などのルールが結構しっかりしています。
禁止行為
- 喫煙
- ペットの同伴
- フラッシュ撮影
- 本格的な機材を使用しての撮影
- ドローンの使用
持ち込めないもの
- 武器・薬物・その他違法なもの
- 飲食物
- タバコ(ライター含む)
飲食物とタバコに関してはかなり厳しい印象です。
セキュリティチェックの際、カバンの中含め持ち込めない物があるとすべてここで預ける必要があります。
預けたものと引き換えに番号札を渡されるので、帰る際に再びここを訪れ、預けた物を受け取ります。
少し面倒な気もしますが、みなが安全で快適に利用できるためのルールと考えれば、これらは必要なことだと思います。
ジャングルトレック(Jungle Trek)
セキュリティチェックを受けた後、すぐ目の前にあるのが「ジャングルトレック」です。
おっと!開放的な空間と不思議なオブジェが視界に飛び込んできました。
ジャングルトレックは屋外に配置されているエリアで、緑豊かなジャングルをイメージしています。
とはいえ、歩くコースはしっかり舗装されているのでご安心ください。
ジャングルにコイがいるかどうかは分かりませんが、立派なコイが泳いでいました。日本人的には何だかほっとする瞬間ですね。
いかにもジャングルに生息してそうな魚もたくさんいます。
大きな看板に英語で説明が書かれているので、英語の勉強にもなりそうです。
大きな魚が悠然と泳ぐ様は、いつまでも見ていられますね。
「ELECTRIC CATFISH(エレクトリック・キャットフィッシュ)」これは日本語にすると「電気ナマズ」です。
ナマズは「キャットフィッシュ」と言いますが、きっと猫のヒゲから来てるんでしょうかね。(個人的見解)
クリーピィクリッターズ(creepy critters)
「クリーピィクリッターズ(creepy critters)」とはムカデなどを含む這う系の「ちょっと気味の悪い生き物」という意味です。
このエリアはその名の通り、ヘビ・トカゲ・クモ・などの思わず「キモい!」と声が出てしまいそうな生き物が展示されています。
それらの生き物が苦手な人もいると思うので、見たい人だけ下のタブを開いてください。
一応これなら大丈夫かな?と自己判断で2枚だけ写真を載せます。
サソリとタランチュラ!
タランチュラってそうそう見る機会がないと思いますけど、何だか毛がふさふさしてますね。そしていかにも毒を持ってそう。
気味の悪い生き物だけと思いきや、なぜか可愛らしいモルモットとインコもいます。
このエリアに関して言えば、もはや水族館という括りではないですね。でも珍しい生き物を間近に見ることができ、貴重な体験となりました。
ロリーズ(Lories)
クリーピィクリッターズ(creepy critters)のエリアからエスカレーターで2階へ上がると、鳥に餌付けをすることができるエリアがあります。
扉を開け外へ出てみて納得。この場所は先ほどのジャングルトレックがあった場所の上層部分ですね。
鳥への餌付けは記念撮影込みで200ペソ。エサはカットフルーツです。
ちょっと分かりにくいのですが、写真中央に少し大きめの鳥がいます。
いかにも南国風の派手な色の鳥ですね。
セブンシーズ(Seven Seas)
順路に沿って進んでいくと、お次はセブンシーズ「七つの海」というエリアです。要するに「世界の海」ってことですね。
セブ・オーシャンパークの施設内には、このようなパネルが各所に設けられています。
こういったものは、子どもたちにとってよい教材となるでしょう。
このエリアは照明が暗めに設定されており、明るく照らされた水槽がより引き立つような工夫がされています。
魚の種類については詳しくないのでわかりませんが、とにかく色鮮やかでキレイだなぁと思いました。
水槽の近くに設置されている小型のパネルはタッチ式になっていて、タブレット端末のようにスワイプするといろいろ情報を見ることができます。
こちらは、このエリアの目玉の一つである360°見渡すことができるの円柱水槽です。
この魚は円柱水槽の中にいます。
この色・姿形、有名な映画で見たことがありますよね。これは「Percula Clownfish(パーキュラ・クラウンフィッシュ)」です。
このように、海の中に入って魚たちと一緒に泳いでいる気分を味わうこともできちゃいますよ。
ここでの写真撮影は必須ですね!※フラッシュ撮影は禁止です
お次はこちら。個人的にはこのエリアで一番のオススメかもしれません!
このなんとも独特な佇まい、そうです。チンアナゴ(spotted garden eel)です。
水中に流れてくるエサを小さな口で器用にキャッチするその仕草が、何とも愛らしい。
動きも面白くて可愛いチンアナゴ。ずっと見ていられますね。
エサを食べている様子は記事の最後にある動画内で観ることができますので、そちらもチェックしてみてください。
その他にも、サイズの小さなものを中心に様々な魚を見ることができます。
そういう意味では、このエリアは水族館っぽいですね。
フラッシュ撮影はできませんが、どの水槽も明るいのでフラッシュなしでもキレイに写真・動画の撮影ができますよ。
各種体験ゾーン
セブンシーズの次は再び屋外エリアに出ます。
ここでは様々な体験をすることができます。
これらの体験は別料金となっています。詳しくは公式サイトを確認ください。
こちらは無料で楽しむことができるコーナー。
大きなヒトデに触ることができます。
おっと、何やら人だかりができていますね。
こちらはエイの餌付けを行っている様子です。
確かエイって尻尾に毒があったような気がしますが、何らかの処置が施されているのでしょうか。
エサはムール貝のようなものを与えていました。エイは殻ごとバキバキ食べていましたよ。
とここらで、ちょっと小腹が空いてくる&喉が渇いてくる頃ですね。
体験ゾーンがあるこの屋外エリアには売店でちょっとした食べ物や飲み物を購入することができます。
こちらは「レモングラス・パンダン・ティー(Lemongrass Pandan Tea)」90ペソです。
マレーシアで有名なパンダンの葉を加えたレモンティーで、味は何とも独特な感じです。フィリピンアレンジなのでかなり甘いですが、パンダンのクセが結構強いですね。
個人的には、次回は別の物を注文しようと思いました。
ただ、この容器はセブ・オーシャンパークのオリジナルなので、持ち帰ればよいお土産になるでしょう。
道なりに進んでいくと、少し広めのスペースが見えてきます。
こちらでは「フィッシュスパ」の体験ができます。利用料金は20分100ペソです。
フィッシュスパとは、ドクターフィッシュと呼ばれる小魚が足裏の角質をパクパク食べてくれるというものです。
くすぐったがりの人には刺激が強いかもしれませんが、多くの人にとっては気持ち良いと思いますよ。
またここでも売店があり、こちらではホットドッグやフライ系のスナックを注文することができます。
野外ステージ
位置的には売店の裏側、フィッシュスパの向かいにある通路を抜けると、野外ステージがあります。
ここではバードショーが行われています。観覧料は無料です。
「水族館の野外ステージでバードショー」と何だか少しもったいないというか「惜しい!」という感じですが、きっと近い将来、ここでアシカのショーなんかも行われると思います。
野外ステージの楽しみ方はバードショーだけではありません。
ここは見晴らしが良く、セブ市内やボホール島を望むことができます。
天気の良い日は、ここで景色を見ながらのんびりするのもいいですね。
360Acrylic
このエリアがセブ・オーシャンパークの一番の目玉と言っても間違いないでしょう。
オーシャナリウム(施設マップ上には「360Acrylic」と表記)というエリアです。
ここの魅力は何といってもこの水中トンネル!
この場所は先ほどご紹介した体験ゾーンの丁度真下になっていて、広大なスペースの水槽に様々な魚が泳いでいます。
誰もが足を止め、この素晴らしい景色に見とれています。
魚が泳いでいる様子を下から見上げるなんて、本当に素敵ですよね。
そして、上から降り注ぐ自然光が、この素晴らしい景色をさらに引き立ててくれています。
水中トンネルは直線ですが、途中で少しだけくの字に曲がり、その先には360°見渡せる場所に行き着きます。
360°のパノラマビューを楽しむことができるこの場所。水槽際に腰掛け、魚たちをいつまでも眺めていられます。
魚たちからすると、こちらにいる人間のほうが容器に入れられているように見えてるのかなぁと、妄想しちゃうのも面白いですね。
水槽内には餌やりやメンテナンス作業をしているダイバーさんがいます。
タイミングが合えば、写真撮影にも応じてもらえますよ。
Deep Tank Lagoon
先ほどの水中トンネルを抜けると、今度はこれまた巨大な水槽が。
この広さ・大きさは圧倒的ですね。
水槽の前には観客席があるので、何かここで催し物があるのではと思いましたが特に何もありませんでした。
でも将来的にはそういったイベントも行われると期待したいですね。
よく見ると巨大水槽の中に沈没船をイメージしたようなオブジェがあります。唐突感が否めない謎のマスコットキャラもいますね笑。
以上ここまでが入場チケットで利用できるエリアとなります。
この先は出口ですが、出口へ向かう途中に最初にご紹介した「無料記念撮影サービス」の写真を受け取る場所があります。
タッチパネルにPINナンバーを入力します。
なお、写真はデータでの受け取りとなりますよ。
お土産コーナー
はいお疲れ様でした。ここが終点です。
この改札から出てしまうと、再入場はできないのでご注意ください。
ぬいぐるみ・Tシャツ・帽子・キーホルダーなど、様々なお土産が販売されています。
値段は結構高めの設定だと感じました。
手のひらサイズのぬいぐるみで400ペソ。日本食レストランでラーメン1杯分の値段ですね笑。
ちなみに、Tシャツは350ペソ、キーホルダーは120ペソ、キャラクター帽子が250ペソです。
お土産の予算を考える際の参考にしてもらえればと思います。
食事コーナー
お土産コーナーのすぐ先には、食事コーナーがあります。
フィリピン料理に加えて、アジアンな食事がそろっている印象です。
割とガッツリ食べられるものがありますが、個人的にはSMシーサイドへ移動してそこで食事をすることをおすすめします。SMシーサイドの方が選択肢が多いですからね。
ガッツリ系の食事以外にも、各種デザート、ドリンクなどもそろっていますよ。
今回はここで食事をしなかったので、次回は挑戦してみようと思います。※食事はしませんでしたが店員さんとはガッツリお話ししました。
まとめ・動画でご紹介
日本を含め世界中にある水族館と比べると、スペシャルなアトラクションや規格外の展示があるわけではありません。
ですが、セブ島にこのような大規模の娯楽施設ができたことは素直に嬉しいですね。
観光でセブに来た人の立場で考えると、海や屋外のアクティビティが天候の影響で中止になった際、その代わりに訪れるといいのではないでしょうか。
半日ほど時間をかけてゆっくり見て回り、その後すぐ隣にあるSMシーサイドへ移動して食事やショッピング(映画・アイススケートもあります)を楽しむというのはどうでしょうか。
以上、少し分量が多くなってしまいましたが、ざっと『セブ・オーシャンパーク(Cebu Ocean Park)』についてご紹介しました。(6,000文字超えてます)
ここまでの様子を動画にもまとめてありますので、是非ご覧ください。
[…] 参考 フィリピン・セブ島の水族館『セブ・オーシャンパーク(Cebu Ocean Par… […]