こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
フィリピン生活を満喫中のカリパイ( @legendarykalipy)です。
2018年現在、現行法では5年に一度更新する必要があるフィリピンの運転免許証。
今回ちょうど免許証の更新をする必要があったカリパイが、5年後の自分へのメモとして「運転免許証の更新手順」をまとめました。
ご存知の通り、フィリピンではルールや仕組みがコロコロ変わります。この記事を読んでいる方は、その時の公式に発表されている最新情報の入手をお忘れなく。
※この記事内の情報(料金・内容等)はすべて2018年10月現在のものです
目次
まずはじめに
冒頭でも紹介した通り、現在は5年に一度更新する必要がある運転免許証ですが、以前は2年に一度の更新でした。
そのため、LTO(陸運局と免許センターが合わさったような所)には、連日多くの人が免許の更新に訪れ、その処理量の多さからLTOはパンク寸前でした。それもそのはず。LTOには免許の更新だけでなく、新規で申し込む人も多数やって来ますからね。
そんなわけで、更新期間を2年から5年に引き延ばしたのは、行政と利用者の両者にとってまさにファインプレーだったと言えるでしょう。
ちなみに、カリパイが以前、免許証を取得したときは、更新期間が2年の時でした。なので、今からちょうど2年前に取得したことになります。そう考えると2年間はあっという間ですね。
免許更新に必要なもの
- 使用中の運転免許証
- 現金
- ドラッグテスト&メディカルチェックの結果
家を出る際に、「免許証」「現金」この二つがあれば、問題なしです。
証明写真やパスポートなどは必要ありません!意外と手軽にできそうですよね。
「ドラッグテストとメディカルチェックの結果」の用意の仕方については、後ほど詳しく説明します。
今回利用した施設
- Jセンターモール内にあるLTO(マンダウエオフィス)
- 同じくJセンターモール内にある「ドラッグテスト&メディカルチェック」オフィス
- SMシーサイドモール内にあるLTO Printing Office(免許証のプリントアウトを扱う臨時オフィス)
まずはJセンターモールへ行けば大丈夫です。
3階のフードコート(フードセントラル)がある場所にLTOとドラッグテスト&メディカルチェックオフィスがあります。
Jセンターモールの進化が止まらない?! 2018年2月に「フードセントラル(Food Central)」がオープン!LTO Printing Office(免許証のプリントアウトを扱う臨時オフィス)については、後ほど説明します。
免許更新の大まかな流れ
大まかな流れは上記のようになります。
それでは、次に各場所での内容を詳しく見ていきましょう。
「ドラッグテスト&メディカルチェック」オフィスへ行く
この写真の場所にあります。Jセンターモール3階にあるフードコート(フードセントラル)の敷地内にあるので分かりやすいですね。
階段を上がって2階へ行くと、オフィスの入口があります。
中へ入ると、まずは支払です。
入口から入ってすぐの所に「CASHIER(会計)」と書かれた窓口があるので、そこで支払いをします。
運転免許証の更新に必要な「ドラッグテスト」「メディカルチェック」の二つの費用は合わせて500ペソです。
支払いを済ませると、領収書と番号札がもらえます。
待合室にある電光掲示板に番号が表示されているので、自分の番号が表示されるまで待ちましょう。
ちなみに、3つあるうちの真ん中に表示される番号をチェックしていてください。
施設内はこんな感じです。まだ新しい施設なので、わりと綺麗ですよね。
自分の番号が呼ばれたあと、まずは検尿です。
番号の書かれた容器を受け取り、すぐ横にあるトイレで充填します。
そのあと、容器は提出カウンターに置きましょう。
次に、受け取った書類に必要事項を記入します。
はっきり言って、いろいろ項目があり「えっ?これ何?」と戸惑うかも知れません。
一応、書類を書くためのテーブルには、書き方の見本のような掲示物があるので、それを見ながら埋めていきましょう。
分からないところがあれば、飛ばしてしまえば大丈夫です。「Signature(署名)」というところだけ見落とさずに書けば、あとは適当のような気がしました。
お次は、身長・体重の測定です。ここでも、適当具合が炸裂しています。
身長・体重とも、靴を履いたまま測定。いいんです。細かいことは気にしません。
次は、視力検査、問診と続きます。視力検査では、眼鏡の人はかけたままでOKです。
問診は・・・イスに座っていると、ドクターらしき人?が黙って書類にサインをして終わりました。何も聞かれなかったんですけど、良かったんでしょうかね笑。
以上で、ここでのやることは終了です。
しばらくすると、名前を呼ばれますので、この写真の場所で検査結果を受け取ります。
こちらが検査結果です。左がドラッグテスト、右がメディカルチェックの結果です。
メディカルチェックに、「BP(血圧)」という項目があって、そこに数値が入っていました。あれ?血圧なんて測定してないけど??
身長も10cm低くなっていましたよ笑。
というわけで、無事、免許証の更新に必要な書類が手に入りました。
「ドラッグテスト&メディカルチェック」オフィスまとめ
所要時間:最低でも30分以上 ※混雑具合による
費用:500ペソ
備考:細かいことは気にしない!
LTOへ行き更新の申請をする
さぁお待ちかね。いよいよ本丸突入です。
LTO(マンダウエオフィス)の場所は、同じくフードコートのフロアです。
ここでもう一度持ち物チェック!
- 使用中の運転免許証
- 現金
- 先ほど手に入れたドラッグテスト・メディカルチェックの結果
大丈夫ですか?それでは中へ入っていきましょう。
中に入ると、大きく分けて2つのセクションがあります。
入って手前が、車・バイクの登録に関する部署。車検に関するものです。
そして、奥が今回の目的である運転免許証に関する部署です。
「LICENSING」と書かれたボードが見えますよね?そこへ行きます。
そして、まずは「PUBLIC ASSISTANCE & COMPLAINT DESK(PACD)」と書かれた場所へ行き、「運転免許証の更新に来ました」と告げます。
その際、使用中の免許証とドラッグテスト・メディカルチェックの結果を提出します。
すると、このような書類をもらえるので、必要事項を記入し、再び先ほどの窓口へ行きます。
ちょっと待って!「カリパイのチェックポイント」
フィリピンの免許証には、乗車可能な車種(RESTRICTION CODE)が記載されています。簡単に言うと、「1.バイク 2.自動車」といった感じです。
日本の運転免許証からフィリピンの免許証を作った場合、システム上必ず「2.自動車」のみとなります。
これ、厳密に言うと、自動車しか乗れないということなんですね。
ところが・・・。実際問題、カリパイは「2」のコードのまま、この2年間ずっとバイクに乗っていました。これまで何度も警察官やロードオフィサーに免許証の確認を受けましたが、誰1人として、この点を指摘する人はいませんでした。
たまたま運が良かっただけなのか、それともあまり大きな問題ではないのか。真相は分かりません。
ですがこの際、「1.バイク」をちゃんと申請しておこうと思います。
この写真のように、「1、2」に必ずチェックを入れましょう。
ここで「1」にチェックを入れ忘れてしまうと、また「2」の自動車のみになってしまいますからね。
先ほどの窓口で、書類の提出と引き替えに番号札をもらえます。
この札には、ここからの流れと料金が書かれています。利用者としては、こういうサービスって嬉しいですね。
しばらく待っていると、先ほどの番号ではなく名前が呼ばれます。場合によっては番号が呼ばれることもありますが、カリパイがいたこの日は番号ではなく名前で呼ばれていました。
え?番号関係ないじゃん!と思う方。ご心配なく。後ほどその番号で呼ばれる場面がありますから。
それで、名前を呼ばれたら3番窓口へ進み、免許証用の写真撮影と、署名の登録を行います。
写真撮影は、背景用の幕がつり下げられている所で行います。署名は、パソコンに接続されている小さなタブレットのようなものに、タッチペンで書きます。
運転免許証は、フィリピンにおいて公的なIDとなるので、パスポートと同じ署名をしたほうが後々面倒が少ないかと思います。
写真撮影・署名の登録が済んだら、またしばらく待ちましょう。
ここから次のステップまでは少し時間がかかるので、フードコートで食事でもしながら待つと、効率がいいかも知れません。
しばらくすると、今度は番号が呼ばれます。
自分の番号が呼ばれたら、6番窓口へ行き、支払いをします。
- 運転免許証の更新費用:652.63ペソ
- バイクの追加申請(RESTRICTION CODE):100ペソ
先ほども述べましたが、今回カリパイはバイクの追加申請もしたので、100ペソが余分にかかっています。
ですがこれ、ものすごくありがたいですよ。「バイクの追加申請」は、申請用紙にチェックを入れ、100ペソ支払うだけです。
運転できる車種を一つ増やすわけですから、本来なら実地試験が必要なのではないか?と思うところですが、必要ないみたいですね。
フィリピンのこういう話が早い部分、嫌いじゃないです笑。
再び待つこと数分から数時間。名前が呼ばれ、5番窓口にて領収書と免許証の交付となります。
と・こ・ろ・が!!
ところがですよ。カリパイが受け取ったのはこちら。
紙に印刷された免許証じゃないですか!スタッフに確認すると「今日はもうプラスティックのカードがないから印刷できない」と言われました。
その彼が言ったことをそのまま受け止めると「プラスティックのカードがあれば印刷できた」となります。
ですが、どうですかね。ちょっとここは?マークが付きます。
この紙に印刷された免許証でも運転は可能です。ですが、これは仮のものなので、いずれはプラスティックカードの免許証にする必要があります。
その方法についてスタッフに聞くと「SMシーサイドにあるLTOでプリントアウトできるから、そこへ行ってくれ」という情報を入手しました。
LTO(マンダウエオフィス)まとめ
所要時間:最低でも1時間以上 ※混雑具合による
費用:652.63ペソ(バイクの追加申請は+100ペソ)
備考:待ち時間が長いので、効率よく時間つぶしをしたい
SMシーサイドモール内にあるLTO Printing Officeへ行く
というわけで、やってきましたSMシーサイド。LTOオフィスの場所は、「SEAVIEW WING」出入り口のすぐ横になります。
ちなみに、↓こちらがLTOの情報です。
- 営業時間:10:00~19:00
- 営業日:月~金曜日
LTO Printing Officeはこんな感じで、ちょっとコンパクトですね。
カリパイがここへ到着したのは、平日の夕方過ぎでしたが、めちゃくちゃ混雑している!というわけではありませんでした。
まずは、入ってすぐ左手にある受付で「免許証のプリントアウトに来た」と告げます。
そこで渡された用紙に必要事項を記入し、再度提出します。その際、先ほどLTO(マンダウエオフィス)で受け取った紙の免許証も一緒に提出します。
しばらくすると名前を呼ばれるので、呼ばれたら、写真右手に見えているイスの列へ座って待ちます。
その後、再び写真撮影・署名の登録をし、また待ちます。
あれ?なんでまた写真撮影・署名の登録をするの?と普通に疑問がわきますよね?
あとで分かったのですが、実はマンダウエのオフィスとここは、オンライン上でデータの共有ができていないそうです。
なので、二度手間となりますが、ここでもう一度各種データの登録を行います。
ちょっと苦言を呈すると、こういう非効率な仕組みが時間や費用を無駄にしているということに、フィリピン政府は気付いてほしいですね。
この場では触れませんが、ここまで来るのにカリパイもひと悶着ありました。その様子はサブブログにまとめてありますので、詳しく知りたい方はお読みください。
※全5話のシリーズものになってます
参考 【全米が泣いた】激闘11時間!久しぶりにフィリピンの神髄を堪能し燃え尽きた男の話 #1カリパイの日々そんなこんなで、いろいろありましたが・・・
ようやくゲットしました!これが正真正銘、プラスティックカードの運転免許証です。
ちなみに、ここでは一切支払いはありませんよ。
「Restrictions」の所を見ると、ちゃんと「1, 2」となっていますね。これで、晴れてバイクも堂々と運転できます。
次回の更新もしっかり5年後になってます。ただし、5年後にはまた、いろいろと制度や仕組みが変わっているでしょうね・・・。
まとめ
今回の記事が役に立つ人って、それほど多くないと思います。そもそもフィリピンの運転免許証を持ってない人がほとんどでしょうから。
近年はルールが変わり、日本の免許証からフィリピンの免許証の取得のハードルが上がってしまったと聞きます。
ですが、もしカリパイと同じように何らかの形ですでに持っている人は、安心してください。更新はいとも簡単にできますから。※根気が必要ですが笑
ここでもう一度おさらいしておきます。
運転免許証の更新に必要なもの&費用まとめ
- 使用中の運転免許証
- ドラッグテスト&メディカルチェックの結果
- 更新費用:652.63ペソ(バイクの追加申請は+100ペソ)
- その他必要なもの:暇つぶしができるもの&根気(これ大事!)
車やバイクを運転しているみなさん。
くれぐれも安全運転で、お互いセブ島ライフをエンジョイしましょう。
ではまた。
情報ありがとうございました。
JセンターLTOで新規の免許証取得はできるのでしょうか?
また、日本の免許証からの取得では滞在ビザが必要なのでしょうか?
セブ滞在中に取得を考えています。
スエカタモトムさん
Q:JセンターLTOで新規の免許証取得はできるのでしょうか?
A:はいできます。
Q:日本の免許証からの取得では滞在ビザが必要なのでしょうか?
A:数年前は短期ビザでもできていましたが、今はビザの期限が長いものを持ってないとできないです。
「セブ滞在中に取得を考えている」とのことなので、一度LTOへ足を運ばれて直接話を聞くのが一番確実だと思います。
免許証が無事手に入るといいですね。