セブには沢山の日本食レストランがあります。
今回は、オーナーがフィリピン人という珍しい日本食レストラン『幸(Sachi)』のご紹介です。結論から言うと、『幸(Sachi)』は安くて美味しい日本食レストランです!
場所
場所は、マンダウェ市のM.L.クエゾン・アベニューになります。Jセンターモールから車で10分程の距離です。
赤い提灯が店外に出ているので、それが目印になると思います。
少し狭いですが駐車スペースもあります。ほとんど道路の路肩のような気もしますが、その点は気にしないでおきましょう。
店内の様子
店に入って、まず目に飛び込んでくるのが、このオープンスタイルの焼き場です。こういう演出って大事ですよね。思わず、料理への期待感が高まります。
また、入店すると、店員さんから元気よく「いらっしゃいませ!」と声が飛びます。提灯や絵画、NHKのニュースが流れているテレビなどから、日本の雰囲気を作り出そうという店の努力が伝わってきます。
席は、エアコンの効いた室内と、喫煙可能な屋外と2か所に分かれています。訪れたこの日は、室内にはすべてフィリピン人客、屋外にはすべて日本人客と、見事に分かれていました。たまたまだと思いますが。
日本人客はグループで来ていたので、スペースの広い屋外を選んだのではないかと思います。カリパイも喫煙可能ということで屋外席を選びました。
屋外は、ちょっとした庭のような雰囲気です。ちなみに日本酒の樽のデイスプレイは、写真をボードに貼ったものです。オシャレな雰囲気作りですね。
メニュー
冒頭でも述べましたが、日本食レストランの中では、価格帯が抑えられているほうだと思います。ちなみに、価格は全て税込です。これがまた嬉しいですね。会計の際に余分な請求はありません。メニューに表示されている金額のみです。
ラーメン・お好み焼き・ご飯もの・一品料理(炒め物)がメインのラインナップです。
粉ものに関しては、お好み焼きだけでなく、たこ焼きやモダン焼きなども楽しむことができます。
ビールも50ペソなので、安心して飲むことができますね。
メニューとは別ですが、テーブルには、お好み焼き・たこ焼き・ラーメンのそれぞれの説明がプリントされた紙がランチョンマットとして置かれています。こういったスタイル自体が、日本流だなぁと感じました。すべて英語で書かれているので、日本人の我々にとっては、いい英語の勉強になるかもしれませんね。
実食
今回カリパイが注文したものを一気にご紹介します!
たこ焼き
価格:90ペソ
モールのキオスクでたまにインチキたこ焼きを見かけますが、これは違います。正真正銘のたこ焼きです。外はカリッとしていて、中は柔らかくて、しっかりタコも入っています。しばらく日本を離れている人にとっては、ソースとマヨネーズとカツオ節のコンビネーションがたまらないと思います。
濃厚こってりラーメン(Noukou Kotteri)
価格:290ペソ
スープは魚だしですね。濃厚と名前が付いているので、豚骨スープをイメージしてしまいがちですが、このラーメンは、あっさりしています。聞くところによると、濃厚こってりラーメンは、一番人気だそうです。
深みのあるスープだけでなく、チャーシューがなかなかのものです。300ペソを切る価格でこのクオリティは、正直、嬉しすぎます。
唐揚げ
価格:170ペソ
これぞ唐揚げ、フライドチキンとは違います。肉が軟らかいですね。付け合わせのキャベツの千切りに、心が和みます。
餃子
価格:130ペソ
出ました、羽根付き餃子。外はパリッと中はジューシーで、想像通りの美味しさでした。餃子が不味い店には二度と行きたくないですが、ここ幸の餃子は、また食べたくなる餃子です。
チャーハン
価格:150ペソ
写真ではコンパクトに見えますが、結構ボリュームがあります。味付けは優しい塩コショウ味で、日本人の味覚にマッチします。お米は日本米ですよ。
サンミゲルライト(SMB Light)
価格:50ペソ
お約束のビールです。一本50ペソという良心的な価格なので、安心して飲めますね。グループで飲み会をするのもありではないでしょうか。
- たこ焼き 90ペソ
- 濃厚ラーメン 290ペソ
- 唐揚げ 170ペソ
- 餃子 130ペソ
- チャーハン 150ペソ
- ビール 50×2=100ペソ
合計 930ペソ
表示価格がすべて税込なので、明朗会計です。これ、地味にありがたいんですよね。
今回は食事がメインだったので、ビールを2本しか注文しませんでしたが、1,000ペソあれば十分お腹いっぱいです。体感的に、この注文内容だと他の日本食レストランでは、1,300ペソほどですね。『幸』は他と比べて安いです。
まとめ
『幸(Sachi)』は間違いなく、安くて美味しい日本食レストランの代表ですね。
フィリピン人のオーナーが日本の文化に興味を持ち、日本食に惚れ込んでいるだけあって、味の再現性がかなり高いです。相当な努力をされてこられたと思います。
『幸』は、ここマンダウエ店だけでなく、パークモール店(たこ焼き&お好み焼き)、マクタン店、アヤラ店と、どんどん店を展開しています。それが可能なのも、お客さんの多くがフィリピン人だからではないでしょうか。
フィリピン人オーナーが手掛ける日本食レストランに、フィリピン人が集まる。素晴らしいことだと思います。
今後、このようなモデルの店がどんどんできて、日本人にとってもお手頃価格で日本食が楽しめる日が来そうですね。
ではまた。
コメントを残す