どーもこんにちは!カリパイ( @legendarykalipy)です。
今回は日本人観光客にほとんど知られていない「超」が付く穴場スポット『ディスカバリーヒルズ(Discovery Hills)』のご紹介です。
ここには「ファティマの聖母(Our Lady of Fatima)」の巨大な像があり、カトリック信者が礼拝に訪れる場所として、地元のフィリピン人に知られています。
神聖な場所ですが、誰でも自由に訪れることができますよ。※服装の制約あり
場所&行き方
デジスカバリーヒルズは、マンダウエ市の北隣にあるコンソラーション(Consolacion)という所にあります。
セブ市内から通じている幹線道路(ハイウェイ)から少し内陸方面へ入った場所にあるため、土地勘のない人にとっては少し分かりにくい場所かもしれません。
ざっくり言ってしまうと、SMシティコンソラーション・セブ(SM City Consolacion Cebu)という大型ショッピングモールの近辺です。※すぐ近くではない
行き方
「セントラル・ノーティカル・ハイウェイ(Central Nautical Hwy)※セブ市内からセブ島北部へ続くメイン幹線道路」を北上し、SMコンソラーションから車で5分ほど走った先にある「ヤチ(Yati)」という町まで進みます。
「ヤチ・エレメンタリースクール(Yati Elementary School)」という公立小学校近辺にはちょっとしたマーケットがあるので、それが目印になると思います。
セブ・マンダウエからジプニーで行く場合
- 「リロアン(Liloan)」行きのジプニーに乗る
- 「ヤチ・エレメンタリースクール(Yati Elementary School)」付近で降車する
- そこからハバルハバル(バイクタクシー)に乗る ※約10分
ここまでの流れを写真を使って簡単にまとめます。
写真左手に見えているのがSMコンソラーションです。
この交差点付近で降車します。目印は左手に見えている赤い看板のお店(M Lhuillier)です。
そのまま真っ直ぐ進みます。左手にはマーケットがあります。
ジプニーを降りてから歩くこと1分ほどで、ヤチエレメンタリースクール(ヤチ小学校)に着きます。ここにハバルハバル(バイクタクシー)が多数待機しているので、ディスカバリーヒルズへ行きたい旨を伝えます。料金は1人片道30ペソです。
ハバルハバルに乗ること約10分、目的地のディスカバリーヒルズに到着です。帰りのハバルハバルを流しで捕まえるのはほぼ無理なので、行きに乗ってきたハバルハバル運転手に交渉し、待っていてもらうことをオススメします。
ジプニー&ハバルハバルで行く方法をご紹介しましたが、「ちょっと自分には難しそうだ」と思う人はタクシーで直接向かうのも一つの方法です。
ただしその場合、セブ市内から直接ディスカバリーヒルズへ行ける運転手は少ない可能性があります。※所在地を知らない
なので、一度タクシーでSMコンソラーションへ向かい、そこで地元の地理に詳しいタクシーに乗り換えて行くといいと思います。
自分の車・バイクで行く人は、先ほどご紹介した経路をそのまま進んでください。
なお、ディスカバリーヒルズには駐車場があるのでご安心を。※駐車無料
ディスカバリーヒルズについて
ここは公共施設というわけではなく、あるフィリピン人が所有している個人的な公園と言ったら分かりやすいと思います。
ですが、一般に公開されており、基本的には誰でも自由に出入りすることができます。
入場料は無料です。
ディスカバリーヒルズの敷地内には「ファティマの聖母(Our Lady of Fatima)」と呼ばれる大きな女神像があります。
なので、ここは「Temple of Our Lady of Fatima(ファティマ聖母の寺)」つまり、神聖な場所です。
よって、来場する際にはドレスコード(服装規定)があります。
簡単に言えば「肌の露出が多い服装はNG」となります。これは教会などでも同じですね。
また、注意書きには「神聖な場所で叫んだりふざけたりするのはダメです」とも書かれています。うん、素晴らしいことです。
なお、敷地内ではアルコール類の飲酒も禁止されています。
ディスカバリーヒルズは、大きく分けて二つのエリアから構成されています。
というわけで、ここからはその二つのエリアについてご紹介していきます。
女神像エリア
ディスカバリーヒルズを訪れる人にとって、一番のお目当てはこの巨大な女神像でしょう。
この女神像の正式名称は「ファティマの聖母(Our Lady of Fatima)」です。
ファティマの聖母とは
ポルトガルの小さな町ファティマに現れた聖母。※カトリック教会公認
1917年、ファティマに住む3人の子ども(ルシア、フランシスコ、ジャシンタ)の前に聖母マリアが現れ、毎月13日に同じ場所へ会いに来るよう言われる。
子どもたちはそれを実行し、聖母から3つのメッセージを授かる。
- 死後の世界には地獄が存在する
- 第1次世界大戦は終結する
- 教皇が暗殺の危機下にある
また、聖母にまつわる話として有名なものに「太陽の奇跡」と呼ばれるものがある。
これは、集会に集まった約7万の群衆の前で突然太陽が急降下や回転を繰り返し、その日雨に濡れていた群衆の衣服をたちまち乾かしてしまったというものである。
この出来事は、その場にいた新聞記者や兵士たちも目撃し、新聞に大々的に取り上げられることとなった。
多くの人々はこの出来事を「この世の終わり」だととらえ恐怖したが、同時に聖母の奇跡を信じる確固たる理由ともなった。
というわけで、ファティマ聖母の像に近付いてみましょう。
像の足元部分は祭壇のような感じになっています。実はこの部分、ちょっとした部屋のようにもなっています。
↑別のアングルから撮影した写真
また、像の向かって右側には、上へあがるための階段もあります。というわけで、実際に行ってみましょう。
その階段ですが、このようにちょっとスリルのある仕様となっています。高いところが苦手な人は苦戦するかもしれませんね。
と思いきや・・・
女神像の裏手へ回ってみると、もう一つ別の階段がありました。
こちらの階段はコンクリートで埋められているタイプなので、足元への恐怖心は和らぐはずです。
どちらの階段も上へ行くことができますよ。
はい到着です。
天気の良い日には見晴らしのいい景色が広がっています。
ディスカバリーヒルズの周囲には、造成中の宅地が広がっています。
今はまだ建っている家もまばらですが、近い将来この辺りもにぎやかになるのかもしれませんね。
さて、女神像についても見ていきましょう。
こちらは女神像の台座部分です。可愛らしい装飾が施されていますね。
着色や彫刻の粗さが見受けられますが、遠くから見れば気にならないでしょう。
女神像を下から見上げたアングル。
こうして見るとなかなかの迫力ですね。
こちらの写真は、女神像の内部の様子です。このように鉄筋で骨組みが作られています。
こちらは女神像に関する記念・記録碑のようです。
2014年7月に工事が始まり、2016年1月に完成したとのこと。
記念碑のすぐ近くの木には、沢山のロザリオが掛けられていました。
日本ではあまり見かけない光景ですよね。
こちらはキャンドルコーナーです。
こういったキャンドルコーナーは大体どこの教会にもあります。
近くに備え付けられている箱へお金を入れ(金額は気持ち次第)、誰でも自由にキャンドルを使って祈りを捧げることができますよ。
散策エリア
ディスカバリーヒルズには、森林散歩コースのような場所もあります。
特に何ってことはありませんが、ちょっとした散歩に適したところです。
このように辺りには木々が生い茂っています。どこかの山の中へ来たような感じですね。
ちょっとした散歩と言いましたが、運動不足の人にとっては少しキツいかもしれません。
そういう自分も、息を切らしながら必死に歩いていました笑。
道中には謎のオブジェ?があり、まるでスタンプラリーをしているような気分です。
このような看板もありました。
以前はここにジップラインがあったようですが、後でスタッフさんに聞いたところ、現在はメンテナンスができる整備士がいないので稼働させていないとのこと。
でも、近いうちに復活させたいと言っていました。
長く続いた下り階段を行き着くと、このような場所に出ます。
どうやらこちら側にも入口があるようですね。
ただし、この入口へのアクセスはちょっと難しい(思いっきり私有地を通る)ので、「開かずの扉」状態になっていました。
ここにも何やら施設があって、これはいけすのような感じでした。
中に魚が何匹か泳いでいましたよ。
おそらく魚釣り系のアクティビティをやる予定だった?またはやっていた?と思われます。
さぁ、この細かくて長く続く階段を上って戻るとしましょう。
歩いている最中は、鳥のさえずりや風で揺れる木々の音などが心地よかったですね。
はい、最初の広場へ戻ってきました。
この広場の横には大きな鳥がいます。
この鳥って多分「鷹」だと思うんですがどうでしょうか。
鷹、鷲、鳶ってみんな似ていて区別が付きにくいですよね。
キリリと引き締まった顔立ち、鋭い目つきが印象的です。
施設情報
ディスカバリーヒルズ(Discovery Hills)
Temple of Our Lady of Fatima
住所:Tilha-Ong, Consolacion, Cebu 6001
電話番号:なし
営業時間:8:00~17:00
定休日:無
入場料:無料
駐車場:有
まとめ
ディスカバリーヒルズは、特別なアトラクションがあるわけでもなく、景色がずば抜けて素晴らしいというわけでもありませんが、自然豊かで静かな場所です。
とは言え、巨大なファティマの聖母像はなかなかの迫力なので、一見の価値はあると思います。
日本人観光客にはまだほとんど知られていないので、「ちょっと珍しい場所へ行ってみたい!」という人は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回は「巨大なファティマの聖母像(Our Lady of Fatima)」に会える『ディスカバリーヒルズ(Discovery Hills)』のご紹介でした。
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