セブの人気リゾート地の一つ、カモテス諸島。留学でセブに来た留学生にも密かに人気の地。何を隠そう、カリパイも年に1回以上は訪れています。
カモテス諸島の何が魅力って、いやぁ~、とにかくのんびりできる!はっきり言うと田舎です。ボホールアロナビーチやボラカイと違い、外国人観光客より圧倒的にフィリピン人観光客の方が多い。つまり、自然が豊かで、のんびりできる田舎なのです。そして、すべてが安い!そう、何を隠そう、お財布に優しい格安リゾート地なのです!
そんな魅力たっぷりのカモテス諸島について、3回に分けて紹介していきます。
第1回目の今回は、カモテス諸島への行き方についてです。
カモテス諸島への行き方
カリパイはいつも以下のルートでカモテス諸島へ行っています。
◎セブ市内から Danao port へ行き、そこから Consuelo portへ。
【ステップ1】セブ市内 → Danao port
【ステップ2】Danao port → Consuelo port
【ステップ1】セブ市内 → Danao port
セブ市内から Danao port への行き方は、大きく分けると4種類あります。
- タクシー
- バン (GT EXPRESS)
- バス
- ジプニー
1.タクシー
【所要時間】
1~1.5時間 (SMモールから)※ただし交通状況によってその限りではない
【予算】
- 700~800ペソ
- メーター+300ペソ ※メーターでおおよそ250~300ペソ
ほとんどのタクシードライバーが「Danao? めちゃ遠いやんけ。800ペソならいいよ」など、メータではなく直値で交渉してきます。経験上、平均700ペソ辺りが相場だと思いますが、一度だけ500ペソで行ったことがあります。
【長所】
- 出発地がどこでも、すぐに出発できる
- 人数が4人なら、そこそこお得
- エアコンがあって快適
- 一応安全 ※運転手による
- 目的地へ確実に行くことができる
【短所】
- コストが高い
- ボロいタクシーだとコスパが悪い
2.バン (GT EXPRESS)
SMモールの V-Hire Terminal から乗ることができる。
【所要時間】
1~1.5時間 ※ただし交通状況によってその限りではない
【予算】
50ペソ(バン代)+通常10ペソ(トライシカッド代)※自転車版のトライシクル
ただし日本人だと分かると、50~100以上ペソを要求してくること間違いなし※ぼられないよう注意
バンはSMモールからDanaoターミナルへ行きます。そこからDanao港までトライシカッド利用すると便利。ただし、歩いて行けない距離ではないので、徒歩でも可能(所要時間10分ほど)
【長所】
- 安い!たったの50ペソ!
- 目的地に確実に着くことができる
- バス、ジプニーより断然早い!
- エアコンが効いている
【短所】
- 車内はすし詰め状態で身動きすらとれない
- 事故るんじゃないかと思うぐらい運転手の運転が荒い
3.バス
Cebu North Bus Terminal からバスに乗ることができます。
場所は下記地図参照。
【所要時間】
1.5~2時間 ※ただし交通状況によってその限りではない
【予算】
- エアコンなし:40ペソ
- エアコン・wifi 付き:50ペソ
※上記に、バスターミナルまでの移動費が必要
エアコンなしバスの車内の様子
こちらはエアコン&wifi 完備のバスの車内
【長所:エアコンなしバス】
- 安い!
- バンに比べるとゆったりしていて快適(ただし隣にタンボックが座ったときは、はい残念でした)※タンボック:セブアノ語で太った人を意味する
- 生のフィリピンを堪能できる
【長所:エアコン・wifi 完備のバス】
- 安い!
- エアコンが効いていて快適
- 車内で映画を上映している
- wifi が使える(ほぼ死んでますが何か?)
【短所:エアコンなしバス】
- とにかく時間がかかる!道中、ひっきりなしに乗降車があるので、しょっちゅう止まる
- 到着する時刻、時間が読めない
- 日差しが差し込む側の席に座ると、到着する頃にはこんがり小麦色または、やけど状態
- 常時窓全開なので、車外から排気ガスがガンガン入ってきて肺をやられる
【短所:エアコン・wifi 完備のバス】
- とにかく時間がかかる!道中、ひっきりなしに乗降車があるので、しょっちゅう止まる
- 到着する時刻、時間が読めない
- エアコンが効きすぎていて寒い!
エアコン・wifi のあるなし関係なく、バスの場合、車内で目的地までのチケットを購入します。車内には運転手以外にもう一人乗務員がいて、その人が「どこまで?」と聞いてくるので「Danao port」と答えましょう。ただし、ここで安心してはいけません。このままでは目的地に到着しても、確実に停車してくれる確率はかなり低いです。可能であれば、google map を利用して、Danao port 付近になったらもう一度念押しで、乗務員に「Danao port で降りたい」と伝えると確実です。
4.ジプニー
タクシー、バン、バス、ジプニーいずれの交通手段においてもすべて、Cebu N Rd(セブ・ノース・ロード)を北上します。通る道は同じです。
なので、ジプニーの場合、この通りまで、ジプニーを乗り継ぐ必要があります。
ジプニーの行き先として、以下のジプニーをお薦めします。
- Danao 行き → 目的地までの行きます
- Liloan 行き → 乗り換えの必要有
- SM Consolacion 行き → 乗り換えの必要有
セブ市内からは3→1の順で目的地に近くなります。
【所要時間】
1.5~2.5時間 ※ただし交通状況によってその限りではない
【予算】
30~40ペソ ※乗換のあるなしによって予算は変動
【長所】
- 予算を抑えられる
- 生のフィリピンを堪能できる
- 忍耐強くなれる
【短所】
- 時間がかかる
- 荷物が多いもしくは大きい場合、とても窮屈
- スリに遭う可能性がある
- 排気ガスに肺をやられる
- 体が大きい人は、腰が痛くなる
5.その他の方法
自分は試したことがありませんが、ネットで検索すると「セブ港→カモテス諸島(Poro port)」という、直行フェリー(高速船)で行ける方法があります。
詳しいことは、OCEANJET のサイトにありますので、一度のぞいてみてください。
ちなみにスケジュールは2017年3月現在のものです。
船賃が500ペソとなっていますが、2017年3月現在、プロモ期間中にて、割引価格になっています。
当日購入で価格は以下のようになっています。
- エアコン室:380ペソ
- エアコンなし(室外席):335ペソ
フェリーの所要時間は、1時間40分~2時間程なので、時間短縮にはもってこいですね。
セブ港までの移動時間を加えても、最速でカモテス諸島へ行くことができる方法ではないでしょうか。次回は、カリパイもこの方法で行ってみたいと思います。
【ステップ2】Danao port → Consuelo port
すでにご紹介したいずれかの方法でDanao port へ到着した後、次はフェリーでカモテス諸島を目指します。
フェリーはカモテス諸島への主な輸送手段にもなっていて、車ごと多くの物資も積み込まれます。
フェリーの料金は、エアコン室で220ペソ、エアコンなしで200ペソです。加えて、ターミナルフィー10ペソが必要です。
船内には売店も備わっています。スナック菓子、インスタントラーメン、各種ドリンクが揃っていますが、価格は若干高めです。写真はエアコンなし席です。
天候にもよりますが、2時間~3時間ほどで目的地の Consuelo port に到着します。船内ではテレビ放映もありますが、のんびり外の景色を楽しむのもいいかと思います。カリパイはたいてい音楽を聴きながら寝てますが・・・
船に揺られること2時間少々。Consuelo port が見えてきました。
こちらは Consuelo port のチケット売り場です。帰りのチケットを先に買っておこうと思い、窓口で尋ねましたが、前売り販売はしておらず、船に乗る当日にだけ購入できるとのことでした。
港からホテル・目的地までの移動方法
船着場のすぐ横に、多くのバイク・ジプニー・トライシクルが待機しています。ここからの移動は、
- ホテルの送迎サービス
- ジプニー
- トライシクル
- バイクタクシー
- バイクのレンタル
上記のいずれかになります。
人数が多い場合は、迷わずジプニーで。目的地にもよりますが、一人30~50ペソです。トライシクル、バイクタクシーの場合、一人50~100ペソですが、交渉次第では値引きも可能です。
カリパイがいつも選ぶのは、「バイクのレンタル」です。実は、このバイクのレンタル、ホテルに着いてからだけでなく、この船着場でもバイクを借りることができます。料金の相場は一日500ペソです。返却する際、ガソリンを満タンにして返すと喜ばれますよ。
バイクは、MT、AT両方あります。ご自分の運転スキルに合わせて選択してください。
ちなみに、ここでは「免許証」「ヘルメット」不要で運転できます。厳密にはダメでしょうが、誰もとがめません。バイクを借りる際、借りる相手によっては、IDを預ける必要がある場合もあります。連絡先を交換するだけの時もありますし、「じゃ、○○日に返してね」って、口約束だけの場合もあります。
個人的には、「バイクで島内巡り」がカモテスにおいて、最大の楽しみの一つなので、バイクのレンタルをお勧めします。レンタルバイクの魅了については、次回記事にてたっぷりご紹介しますね。
まとめ
説明が長くなってしまいましたが、ここまでを簡単にまとめます。
セブからカモテス諸島までは、2通りのルートがある。
- セブ→ Danao 経由 → カモテス諸島
- セブ → カモテス諸島 ※直行フェリー
Danao 経由の場合、4通りの選択肢がある。
- タクシー
- バン
- バス
- ジプニー
カモテス到着後、ホテル・目的地までの移動方法は5通りの選択肢がある。
- ホテルの送迎サービス
- ジプニー
- トライシクル
- バイクタクシー
- バイクのレンタル
選択肢は色々ありますが、旅のプラン・人数・予算などから、一番合うものを選ぶのがよいと思います。それと、もう一点。何だかんだ言っても、ここはフィリピン、外国です。日本とは違います。フェリーの運航時刻の急な変更、悪天候による船の欠航、悪質なタクシー運転手、法外な額の請求などなど、予想外のことが起こることを想定して、「プランB」を常に用意する心構えが必要だと思います。
それでは、次回第2弾では、お薦めホテルについて紹介していきます。お楽しみに!
ではまた。
2001年にカモテスへ行きました。当時はセブ港からオーシャンジェットでポロまで行き、そこからモーターバイクに乗り道中穴ぼこだらけの未舗装道路で、尾骶骨が折れる思いでサンチャゴのホテルにたどり着きました。帰りは悪路に懲りてコンスエロからダナオ経由で帰りましたが、今度は牛や豚を積んだ椅子席のないひどい船でした。今は便利になってますね。
naguraさん
>牛や豚を積んだ椅子席のないひどい船でした。
それはすごい経験ですね。今だと考えられませんね!
カモテス島内ですが、ここ最近になって道路の舗装も整備が進み、バイクで走りやすくなってきています。
将来、空港ができる話もあるようで、これからますます整備が進んでいきそうですね。
でもそうなると、「のんびりゆったりしたカモテス」のよさがなくなっていきそうな気もします・・・。
またコメントお願いします!
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