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【実録レポート24時】フィリピン・セブの小学校に潜入!

土曜日の朝、目覚ましをオフにし、寝坊するのが最近のルーティーンになっているカリパイです。

しかし!!今日はいつも通り起床。それはなぜかと言うと・・・な、何と!フィリピンの小学校に潜入する機会を得たからです。あれ?でも今日は土曜日ですよね?そうです。フィリピンの小学校も土曜日は休業日です。ですが、今回は、「Award Ceremony day」といって、息子・娘の晴れ姿を見るため、保護者が入校を許可されている日なのです。というわけで、友人の協力を得て、朝からフィリピンの小学校に潜入してきた様子をご紹介します。

これがフィリピンの公立小学校だ!

今日は保護者が自由に入校できる日ということで、入り口はたくさんの人、人、人・・・いつもいる警備員も今日はいないそうです。おい!逆だろう。今日こそ、不特定多数の人間が集まる訳なので、しっかり警備しなきゃ・・・と思いながら校内へ足を踏み入れることに。

 

中に入ると、多くの人でごった返していました。辺りを見渡してみて気付いたのですが、日本のように、入念な計画の元配置された校舎というよりは、「人数が増えたから増設!」ってノリで無計画に校舎が建てられたと思われる、機能的ではない配置で校舎が建っていました。建物は1階建てとて2階建てがありました。

色使いがカラフルですね。さすが陽気な国フィリピンって感じです。植物のアレンジは、細かいいい仕事が施されていました。

 

これは、2017年3月現在、建設中の新校舎。4階建てで、1棟に20教室が完成する予定。現在2棟が建設中で、まもなく完成するとのことです。公立小学校ですが、なかなかのクオリティーではないでしょうか。政府もこういうことに惜しまずどんどんお金を使って欲しいと切実に願ってます。教育はすべての基本ですから。国の発展は教育水準の向上無くして成り立ちませんよ、ドテルテさん!

日本の公立小学校と違って、ここでは校内にサリサリストアー(売店)もあります。子供たちは毎日自由にここでお菓子やジュースを買うそうです。おやつを売りに来ている行商さんもいましたよ。誰でも校内に入れるって、どうなんだろうと思いますけどね。

 

他にも気になったものをパシャリ!

ピカチューのクオリティーはなかなかのものです。ブタもかわいいでしょ?

 

これは、フィリピンの国民的英雄『ホセ・リサール』の像です。

ホセ・リサールは、フィリピン独立運動に取り組んだまさに国民的英雄。1896年12月30日、マニラで銃殺刑によってその生涯を閉じます。リサール処刑の翌々年に成立したフィリピン第一共和国大統領のエミリオ・アギナルドはリサールが処刑された12月30日を「リサールの日」に指定し、祭日としました。また、リサールは1888年に来日しており、1ヶ月ほど東京都(当時・東京府)内に滞在しました。これを記念して東京の日比谷公園には、ホセ・リサール記念像が設置されています。

なお、このリサール像は、フィリピンのすべての学校に設置されているそうです。

 

いよいよ教室内へ潜入!

今回お邪魔したのは、グレード1(日本の小学1年生)の教室です。

予想に反して、教室内がきれいに整備されていることに、正直驚いてしまいました。掲示物も充実していました。そして驚いたのが、教室内にトイレが備わっていること!これなら、「先生、トイレに行ってきてもいいですか?」と言って、教室から逃げ出すことはできませんね。その他にも、子ども一人ずつの歯磨き用のコップと歯磨きセットが置いてありました。

机は、2人用の長机で、前の席のいすが後ろの机と一体になっています。つまり、前の席の友達がいすを動かすと、自分の机まで動いてしまうということです。超自己中のフィリピン人が、果たしてこの場面においてゆずり合いの精神をもつことができるのか?小学1年生のこの頃から「譲る」「自分から謝る」ことができないから、自己中な大人になるんでしょうね。逆に言えば、自分の権利を絶対に守る!という自己主張の強さがないと、この厳しいフィリピンの世の中を生き抜いていけないとも言えます。ちょっと納得です。

さて、いよいよ Award celemony が始まりました。日本語的に言うと、「日頃の頑張りを、メダルや賞状にして授与します」というものです。自分が大好き「自分LOVE」なフィリピン人には、こうしたニンジンがとても大切です。子どもたちはこの「ニンジン」につられて、勉強を頑張るという仕組みです。

【表彰の内容】

  • 皆勤賞
  • 単語テストで高得点で賞
  • 計算が速いで賞
  • テストの通算スコアーがハイスコアーで賞
  • 模範となる行動で賞
  • 宗教を大切にする心が素晴らしいで賞

 

先生から名前を呼ばれると、前に出てメダルを保護者に付けてもらいます。このときの子どもたちの誇らしげな顔が印象的でした。ものすごく嬉しかったでしょうね。よく頑張りました!

 

最後は全員で記念撮影。

 

ですが、待ってください・・・

先ほど「全員で記念撮影」と言いましたが、これ、正確には間違いです。

実は、誰が何を表彰されるかは、事前に通知されています。残念ながらクラスの子ども全員が表彰されるわけではありません。なので、表彰の対象外の子は、この日出席していません。日本なら「表彰の対象かどうかは関係なく、全員必ず出席です」となるところですね。

 

まとめ

校内を散策している際、子ども大人問わず、ほぼ全員から「誰ダこの人?」って眼差しで見られました。おそらく、日本人が珍しかったんだと思います。子どもたちは人なつっこくて、何人も近寄ってきました。

さて、今回は公立小学校の様子をご紹介しました。もちろん、各学校によって、設備の充実度や、先生のレベルも様々かと思います。今回ご紹介した学校は、その一例ととらえて頂ければと思います。

 

ではまた。

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