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【セブ観光スポット】徒歩でのんびり回るセブ市内の厳選おすすめ歴史散策コース(Parian周辺エリア)

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。

フィリピン生活満喫中のカリパイ( @legendarykalipy)です。

 

セブ市内でのんびり歴史散策をしてみたいわ

そんなあなたに、セブ在住のカリパイがセブ市内でのんびり歴史散策するのにピッタリなエリアと施設をご紹介します。

今回ご紹介する施設
  • Casa Gorordo Museum(カサゴロルド博物館)
  • Yap-Sandiego Ancestral House(ヤップサンディエゴハウス)
  • Heritage of Cebu Monument(セブ記念碑)
  • Jesuit House Museum(ジャスエットハウス)

今回は「徒歩で回ることができる」「所要時間2時間以内」「食事休憩ができる」という3つのポイントを踏まえて場所を選びましたよ。

それでは内容を見ていきましょう。

対象エリア(Parian)

今回対象とするエリアは「Parian(バリアン)」という地域です。

ここは、アヤラモールからタクシーで15分ほどの場所で、少し足を伸ばすと「サンペドロ要塞」やコロンストリートがあります。

コースの概要

このエリアには、セブの歴史を感じることができる施設が集まっていて、これらを徒歩で回ることができます。

  1. Casa Gorordo Museum(カサゴロルド博物館)
  2. Yap-Sandiego Ancestral House(ヤップサンディエゴハウス)
  3. Heritage of Cebu Monument(セブ記念碑)
  4. Jesuit House Museum(ジャスエットハウス)

各施設間は、いずれも徒歩で1分かからないほどの距離なので、まとめて見学するにはもってこいとなっています。

それでは各施設について順に見ていきましょう。

1.Casa Gorordo Museum(カサゴロルド博物館)

Casa Gorordo Museum(カサゴロルド博物館)は、フィリピンがスペインの植民地時代(19世紀半ば)に建てられた2階建ての家を改装・修繕した建物です。

1991年には国立歴史研究所から「国立歴史的建造物」としての認定を受けています。

この家は19世紀半ばにAlejandro Reynes y Rosalesという人物によって建てられたのち、1863年にスペインの商人Juan Isidro de Gorordoがこの家を購入しました。

その後、Gorordo家が4世代に渡って住んでいたそうです。

中庭はとてもきれいに手入れされていますね。芝生の緑が鮮やかです。

入場料は120ペソ(約240円)です。入館記念として可愛らしいキーホルダーがもらえましたよ。

1階の展示室には、カサゴロルド家の歴史についての展示や、現代美術のギャラリーがあります。

また、19世紀の生活の様子を視覚的にとらえることができる様々な展示物などもありますよ。

アンティークな階段を上ると2階へ行くことができます。

2階には、様々な家庭用品、家具や調度品が展示されており、その当時の生活の様子を知ることができます。

どこを見ても本当によく手入れさているなぁと思いました。

堅木の床と各所に施されている木の彫刻が、重厚ながらそれでいて落ち着きのある雰囲気を醸し出していますね。

Casa Gorordo Museum(カサゴロルド博物館)

 

住所:35 Eduardo Aboitiz St, Cebu City, 6000 Cebu

営業時間:07:00~17:00

定休日:月曜日

入場料:120ペソ

その他:クレジットカード可



2.Yap-Sandiego Ancestral House(ヤップサンディエゴハウス)

Yap-Sandiego Ancestral House(ヤップサンディエゴハウス)は「ヤップ・サンディエゴの先祖代々の家」として、多くの人に親しまれている建物です。

1675年から1700年頃の間に建てられた、フィリピンにおいて最も古い住宅の一つと言われています。

その当時、中国の商人であるDon Juan Yap(ドン・ファン・ヤップ)とその妻Doña Maria Florido(ドナ・マリア・フロリード)が所有しており、彼らには3人の子どもたちがいました。

そして、2008年にドナ・マリアの孫であるVal Sandiego(ヴァル・サンディエゴ)に引き渡されました。ヴァルは、アートコレクター、振付家としてセブでとても有名な人物です。

ここから建物の中に入ることができます。入場料は50ペソ(約100円)です。

建物の中は少し薄暗く、家具や生活用品がびっしり置かれているので、やや狭い印象を受けました。

何気なく置かれている食器類も、見る人が見ればとても貴重なものかも知れません。

また、至る所に飾ってある額に入った写真が、その当時ここで暮らしていた家族の様子を思い起こさせてくれますね。

カサゴロルド博物館ほどきれいではありませんが、むしろその分、こちらの方がリアリティーが高いと感じました。

中庭には記念写真にピッタリなスペースと、井戸があります。

ヤップサンディエゴハウスには買収のオファーもあるそうですが、オーナーはそれを固辞しているそうです。

現在も先祖代々受け継がれており、家族の一員が博物館業務の管理をしています。

Yap-Sandiego Ancestral House(ヤップサンディエゴハウス)

 

住所:Mabini St, Cebu City, 6000 Cebu

営業時間:08:00~20:30

定休日:なし

入場料:50ペソ

その他:クレジットカード不可

3.Heritage of Cebu Monument(セブ記念碑)

Heritage of Cebu Monument(セブ記念碑)は、セブの歴史をコンクリートや青銅・鉄骨などで表現した大型の彫刻モニュメントです。

1997年に建設が始まり、2000年12月に完成しました。

彫刻で描かれている歴史的な場面は、ラプラプとマゼランの「マクタン島の戦い」です。

その他にも、サントニーニョ聖堂、セブメトロポリタン大聖堂なども描かれています。

ここは三角形の形で道路に面しており、とても目立つ場所にあります。

モニュメントの大きさもかなりのものですよ。

他の施設と違い、屋外にある記念碑のため、入場料は必要ありません。

ただし、面している道路は交通量が多いため、車やバイクにはくれぐれも注意してください。

Heritage of Cebu Monument(セブ記念碑)

 

住所:Sikatuna St, Cebu City, 6000 Cebu

営業時間:24時間

定休日:なし

入場料:なし



4.Jesuit House Museum(ジャスエットハウス)

Jesuit House(ジャスエットハウス)とは、いわゆる「イエズス会の家」のことです。

1534年に設立されたカトリック教会の男子修道会が「イエズス会」と呼ばれるもので、別名「ジャスエット(Jesuit)」とも呼ばれています。

その昔、セブにやって来たイエズス会のメンバーが住居として家を建てました。それがこの「ジャスエットハウス」です。

先ほどの「Heritage of Cebu Monument(セブ記念碑)」を背にしながら20mほど進んでいくと、写真のような場所へ出ます。

確かに「JESUIT HOUSE(ジャスエットハウス)」という黄色い看板が出ていますが、本当にここであっているのか心配になりますよね。

先ほどの入口で入場料50ペソを支払い、施設を案内してくれるガイドさんと一緒に奥へ進んでいくと・・・。

それらしい入口がありました。ここがジャスエットハウスの入口になります。

 

1730年頃に建てられたこの建物は、時代の流れとともに所有者が替わってきました。

最初の所有者であったイエズス会は、当時ヨーロッパで起こったイエズス会弾圧の影響を受け、この家を手放しセブから離れることになりました。

その際、競売にかけられたこの家はあるスペイン人の手に渡ることに。

その後、中国系のとある実業家が新しい所有者となり、現在はその彼が手がけているハードウエア事業(資材の販売)の倉庫の一角にこの建物があります。

先ほどの写真(倉庫の中のような写真)を見ると、納得ですよね。

建物の1階は、バリアン地区の歴史や、セブの歴史に関する展示があります。

案内役のガイドさんの説明を受けながら、後をついていけば大丈夫ですよ。ちなみにガイド料は無料です。

ガイドさんの説明はすべて英語ですが、ゆっくり分かりやすく話してくれますし、質問にも丁寧に答えてくれるので、充実した見学になると思います。

2階には、カサゴロルド博物館のような、当時の生活用品や木製のアンティーク家具などが展示されています。

ジャスエットハウスは、現在も補修・改修作業が行われており、ところどころ痛みの激しい箇所が目につきます。

ですが、そういったものを目にすると、歴史の深みを感じるのもまた確かですよね。

Jesuit House Museum(ジャスエットハウス)

 

住所:26 Zulueta St, Cebu City, 6000 Cebu

営業時間:08:00~12:00 13:00~17:00

定休日:日曜日

入場料:50ペソ

その他:クレジットカード不可

 

ここまでバリアンエリアの4つの施設についてご紹介しました。

最後は「食事休憩」「トイレ」「お土産コーナー」についてです。

食事休憩・トイレ&お土産コーナー

最初にご紹介した「Casa Gorordo Museum(カサゴロルド博物館)」には、食事休憩ができるちょっとしたカフェスペースがあります。

メニューは各種ドリンク、パスタやサンドウィッチなどの軽食もそろっています。

また、このカフェにはトイレもあり、自由に利用することができます。

カフェの2階へ上がると、お土産コーナーがあります。

フィリピン・セブならではのお土産はもちろん、各種手作りのグッズもたくさんあり、お土産選びが楽しくなること間違いなしです。

支払いにクレジットカードを利用できるのもうれしいですよね。

まとめ

徒歩でのんびり回ることができるバリアンエリアの施設をご紹介しました。

どの順番で回っても良いと思いますが、カサゴロルド博物館とジャスエットハウスは定休日があるので、お出かけされるときはそこだけ注意が必要です。

カサゴロルド博物館:月曜定休 ジャスエットハウス:日曜定休

個人的には、午前中にカサゴロルド博物館からご紹介した順に回り、ジャスエットハウスを見学した後、もう一度カサゴロルド博物館へ戻って食事休憩をすると効率が良いと思います。

午後からは、ここから少しだけ北へ行ったところに「スクボ博物館(Museo Sugbo)」があるので、そちらへ足を運んでみるのもいいでしょう。

なお、バリアンエリアからスクボ博物館までは徒歩で10分ほどかかります。

【セブおすすめ定番観光地】スクボ博物館(Museo Sugbo)

 

以上、今回は「徒歩で回ることができる」「所要時間2時間以内」「食事休憩ができる」という3つのポイントをふまえて歴史散策ができるエリアのご紹介でした。

セブ市内での歴史散策を是非お楽しみください。

ではまた。

2 COMMENTS

アバター kujiran

Heritage of Cebu Monumentってそういう由来のものだったんですね。最近行ったのですが、ローカルのだれに聞いてもただ「つくっただけ」というばかりでなんだろうと思ってました。謎がとけました。ありがとうございます。

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カリパイ カリパイ

kujiranさん

「地元の人が実はよく分かっていない」って結構ありますよね。
それと、人によって言ってることがバラバラなときもあるので、必ず複数人から話を聞くようにしてます笑。
日本でも案外こういうことってあるんじゃないでしょうかね。

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