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【最新版】「フィリピンでバイクの更新手続き」の流れについて徹底解説

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。

フィリピン生活を満喫中のカリパイ( @legendarykalipy)です。

 

フィリピンでバイクを維持する際、一年に一度、ナンバプレートに紐付いたバイクの登録を更新する必要があります。

日本で言うところの車検のようなものです。

 

自分もフィリピンでバイクを購入してからちょうど一年経ったので、今回初めてバイクの更新手続きをしてきました。

日本人でも自力で問題なくできますが、ちょっと面倒くさい部分もあります。

 

そこで、今回は実際の体験をふまえ、バイクの更新手続きの流れについて解説したいと思います。

フィリピンでバイクの購入を検討中の方や、すでにバイクを所有している方のお役に立てればうれしいです。

今回大事にしたポイント「待ち時間を短く」

バイクの更新に限らず、フィリピンにおいて役所関係の手続きの際に一番面倒くさいこと。

それは「やたらと時間がかかる」点です。

  • 人が多すぎて待ち時間が長い
  • 手続きのプロセスがやたらに多い
  • 担当者が不親切で分かりづらい

なので今回はとにかく「いかに時間をかけずに手続きを済ませるか」に焦点を当て、作戦を練りました。

カリパイが出した結論→「LTOセブへは行くな」

LTO(LAND TRANSPORTATION OFFICE)とは、陸運局と免許センターが合体したようなものです。

セブのメイン(Region7)は、サウスバスターミナル横にある「LTOセブ(LTO Region VII Offices)」です。

ここ、経験のある方ならご存知でしょうが、いついっても「激混み」なんです。

場所は分かりやすいのですが、妙にゴチャゴチャしてます。

なので、ここはオススメできません。

カリパイの作戦

実は最近、マンダウエ市にあるJセンターモール内にLTOオフィスができました。

いろいろ話を聞くところによると、こちらはそれほど混雑していないとのこと。

しかし、一点問題なのが、必要な書類等をそろえる(詳細はのちほど詳しく説明します)際に、やはりここでも時間がかかることが予想されます。

そこーで!

同じくマンダウエ市にある別のLTOへ行き、書類をそろえた後、JセンターモールのLTOで手続きをする」という作戦を考えました。

LTOマンダウエはJセンターモールからバイクで10分ほどの距離で近いんです。

ここは「マンダウエ・セントラルポストオフィス」の横になります。

マンダウエ・セントラルポストオフィスについてはこちらを参考にしてください。

参考 フィリピン【セブ】日本からの荷物の受け取り方について伝説のKalipay

作戦のおさらい

【提出書類の作成】 LTOマンダウエ

 

【バイク更新申請】 Jセンターモール内のLTO

注意

今回はセブに限った話をしています。

その他の地域に関しては、フィリピン各地域の実態に合わせて場所を選択してください。

ただし、この後説明する必要な書類等に関しては、同じなので問題ありませんよ。

更新手続きの流れ

それでは、ここからは更新手続きの具体的な内容を紹介していきます。

①必要書類をそろえる

  • 申請書(+車体番号・エンジン番号)
  • 車体検査の結果(申請書へ記載)
  • ORとCR(初更新の場合はCRのみ)のコピー
  • イミッション(スモーク)テスト結果(排気ガス検査)

②自賠責保険(強制保険)の加入・更新

③更新の申請をする

④OR・ステッカーを受け取り手続き完了

作戦通り、「①必要書類をそろえる」ため、まずはLTOマンダウエへ向かいました。

①必要書類をそろえる

申請書の記入

まずは所定の用紙に必要事項を記入します。

スタッフに「バイクの更新に来た」と告げると、サポートしてもらえます。

今回は、申請書の記入もスタッフが全部やってくれました。

その時のエピソードはこちらからどうぞ。

参考 【自己嫌悪】フィリピンに来てから「親切には裏がある?」といつも勘ぐるクセがついてしまったのだが・・・カリパイの日々

申請書ですが自力で記入することも可能です。

申請書の下部に「車体番号」と「エンジン番号」を記入する箇所があります。

この部分は、セロテープで番号を写し取ったものを貼り付けるようで、ここはやってもらった方が無難です。

それ専用の係のような人がいて、やってくれますが、チップを払う必要があります。

「いくら?」と聞きましたが「気持ちです」と言われたので、今回は50ペソ(約110円)渡しました。

車体検査の結果を申請書に記載

これ「車検」色の強い部分です。

LTOのスタッフによる、バイクの検査があります。

「ウインカーがちゃんと動作するか」「ヘッドランプが点灯するか」「違反な改造がないか」などをチェックされます。

チェックが済むと、スタッフが結果を申請書に記入してくれます。

ここで「不可」「整備不良」となると、更新手続きができません。

なので、ここはちょっと要注意です。

こぼれ話

カリパイの場合、フロントのバルブを青色に変えていて、これ正式にはアウトです。

しかし「家に帰ったらちゃんと純正に戻すんだよ」

といって目をつむってくれました。袖の下は渡してませんよ。

チェックに合格すると、車体検査費用50ペソを会計場で支払います。

場所がちょっと分かりにくいのですが、受付の横を奥まで進みます。

ここが会計場です。

この日は誰もいなかったので、すぐに支払いが済みました。

ORとCR(初更新の場合はCRのみ)のコピー

ORとは「OFFICIAL RECEIPT」の略称で、前年度の更新の際の領収書になります。

CRとは「CERTIFICATE OF REGISTRATION」の略称で、バイクを購入したショップから渡されたLTOからの証明書です。

初更新の場合はCRしかありませんので、CRだけで大丈夫です。

これらのコピーを用意します。

※今回スタッフがCRのコピーをとってくれました。これ、おそらく超レアケースです。

イミッションテスト(排気ガス検査)

別名「スモークテスト」ともいいます。

いわゆる「排気ガス検査」です。

イミッションテスト場は、街の至る所にあるので、事前に検査をして検査結果を持参するのも一つの手です。

テスト自体は10分もあれば終わります。

今回は、LTOマンダウエの近くにあるイミッションテスト場へ行きました。

バイクの料金は350ペソ(約770円)※2017年12月現在

ちなみに、このスタッフ、誰かに電話しながら検査をやってました。

②自賠責保険(強制保険)の手続き

LTOマンダウエの建物のすぐ横に「保険屋さん」があるので、そこで「バイクの保険だよ」と言えば、すべてやってくれます。

だいたい出来上がるまでに30分ほどかかるので、その間にイミッションテスト(排気ガス検査)を行うと時間効率がいいですよ。

ちなみに、保険料は2017年現在550ペソ(約1,200円)です。

出来上がったものがこちらです。

時間があるときに、内容にしっかり目を通した方がよさそうですね。

 

LTOマンダウエとその近所で、申請に必要な物がすべてそろいました。

この後、Jセンターモールへ移動するため、一見面倒なように思われるかも知れません。

しかし!ここLTOマンダウエ、「空いている&スタッフが親切」なので超オススメです。

ここでの所要時間はなんと30分ほどでした。

 

それでは、ここまでの流れをおさらいします。

場所:LTOマンダウエとその周辺

 

  1. スタッフに「更新に来た」と告げる
  2. 車体検査を受ける
  3. 車体番号・エンジン番号を写し取ってもらう(チップ50ペソ)
  4. 車体検査料を支払う(50ペソ)
  5. 自賠責保険(強制保険)の申請(550ペソ)
  6. 近くの検査場へ行きイミッションテスト(排気ガス検査)を受け結果を受け取る(350ペソ)
  7. 戻ってきて自賠責保険を受け取る
  8. 記載済の申請書、その他必要書類をスタッフに再度確認してもらい、ひとつにまとめてもらう

 

ここまでの支払合計:1,000ペソ(約2,200円)

②更新の申請をする

必要書類がすべてそろったところで、Jセンターモール3階にあるLTOにやって来ました。

場所が少し分かりにくいのですが、映画館がある方へ進むとたどり着けます。

中に入ると、手前が登録・更新手続き、奥が免許関係のブースになっています。

 

入口から入ってすぐの「REGISTRATION」と書いてある場所の「PACD」(受付デスク)へ行き、「バイクの更新に来た」と告げます。

申請書類と引き替えに番号札を渡されるので、自分の番号が呼ばれるまでイスに座って待ちます。

特に書類に不備がなければ、10分ほどで呼ばれます。

その後、会計窓口(CASHIER)へ行き、更新料546.45ペソ(約1,200円)を支払います。

う~ん、どの窓口の人もみな無愛想で「何だかなぁ」と思いましたが、手続き自体はとてもスムーズでした。

曜日や時間帯によってはもう少し待ち時間が必要かも知れませんね。

③OR・ステッカーを受け取り手続き終了

ORとステッカーを受け取り、無事更新手続き終了です。

カリパイはプレートナンバーがまだLTOから届いていないので、ステッカーはプレートに貼らなくてもよいとのことでした。

JセンターモールのLTOでは、書類を提出し待つだけなのでとっても簡単ですよね。

本人確認も何もなかったので、代理の人でもできそうな気がしました。

まとめ

【今回の費用まとめ】

  1. 車体番号・エンジン番号を写し取ってもらう:50ペソ
  2. 車体検査料:50ペソ
  3. 自賠責保険(強制保険)の申請:550ペソ
  4. イミッションテスト(排気ガス検査):350ペソ
  5. 更新料:546.45ペソ

 

合計:1,546.45ペソ(約3,400円) ※2017年12月現在

およそ1,500ペソでバイクの更新が完了しました。

所要時間は移動時間を含めても1時間半もあれば十分でした。

カリパイの作戦、大成功です。

 

バイクの更新手続きは年に一度のことなので、来年の今頃はルールや仕組みが変わっている可能性もあります。

なので、最新の情報はLTOの公式情報で確認してください。

 

それから、手に入れたORとステッカーはバイクに乗る際は必ず携帯しましょう。

ジップロックに入れてユーボックス内に常に入れておくといいですね。

検問等お巡りさんに止められた際、免許証とORの提示を求められますし、バイクで船に乗ってどこかへ行く際は、ORがないと乗船手続きができません。

 

いつも安全運転で、バイク生活を楽しみたいですね。

もっと詳しく教えてほしい!という方は、連絡ください。

 

ではまた。

 

8 COMMENTS

sho

時々興味深く読ませて貰らっています。
1日借りると500peso前後かかるようです。
マクタンに行ったとき、時々セブ市に住む友人に会いに行くのに欲しいと思うことがあります。
バイクを買ったら、当然、更新と同様の手順で、
LTOに新規登録するのでしょうか?

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カリパイ

shoさん

新規で購入した場合は、ショップがすべて手続きをやってくれます。
なので、自力で手続きをする必要はありません。
費用も無料(購入価格にすでに含まれている)の場合がほとんどです。

レンタルの頻度が多いのであれば、買った方がいいかも知れませんね。

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lapulapu-ODA

バイク購入のため色々検索しておりました
HP大変参考になりました、有り難う御座います

カリパイさんと同じバイク店で購入することにしました

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カリパイ

ODAさん

お役に立ててうれしいです。
バイクの購入、楽しみですね。
ちなみに、お店は日曜日休みです。

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まさる

昨日継続検査に行ってきました。
PASIGのLTOに行きました。
車両はセロー250です。
車体は特に調べません。
車体番号とエンジン№の写しをとり、排ガス検査はセンサーは差し込んでいますが、測定しているとは、思えない。
外は暑いので、事務所の中から出てこない。
私のバイクは、3年間の費用を購入時に払って有りますが、係員が案の定1年過ぎているので、ペナルテーとの事(罰金が2100ペソとの事)大型バイクは3年登録と強く抗議、
不審な点があるなら、ヤマハYゾーンに電話しろと言ったら、保険証を指さして、3年分払ってあるねとの事、
罰金を取ったら、みんなで山分けと思う。
彼らはプロなのでわからないはずがない。
私のオーストラリア―の友人がこのトリックに引っかかった。
他は特に大きな問題はありませんでした。

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カリパイ

まさるさん

幸い自分が利用しているLTOでは、まさるさんがおっしゃるようなことは今まで一度もありませんでした。
LTOもその地域やそこで働く職員によって、いろいろありますね。

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