こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
フィリピン生活満喫中のカリパイ( @legendarykalipy)です。
先日モールの食料品売り場で「おや?」と思うものを見つけました。
それがこちらです。
U.F.O.
そうです。あの日清の『U.F.O.』です。
「セブのスーパーにも売ってるんだ、へぇ~」と思い、近づいてじっくり見てみると、ちょっと違和感が・・・。
カリパイ
そうなんです。パッケージには中国語が書かれていてるので、「これなんて書いてあるんだろう??」と詳細がよく分かりません。
カリパイ
というわけで、今回はセブのスーパーで見つけた『中国版 U.F.O.』のご紹介です。
目次
日清『U.F.O.』のあれこれ
日本では「日清焼そばU.F.O.」と言えば、だれもが知っている超定番インスタント焼きそばでしょう。
あまり体に良くないだろうなぁと思いながらも、たまに食べたくなっちゃう味ですよね。
実は日清食品グループは、中国でも事業を行っています。
以前ご紹介した『出前一丁』は「香港の国民食」とも言われ、香港日清から発売されています。
参考 【セブ島】スーパーで見つけた『出前一丁』が香港版だったので気になって食べてみた伝説のKalipay今回ご紹介する『U.F.O.』は中国日清の製品です。
つまり、商品名が日本の『U.F.O.』と同じでも、完全に「中国版」なんですね。
中国日清では、日本の日清では販売されていない商品がたくさんあります。
興味のある方は中国日清HPをのぞいてみてください。
『中国版 U.F.O.』徹底比較!
今回、セブのスーパーで購入した『中国版 U.F.O.』は全部で4種類です。
蚝油牛肉风味:緑色
铁板色拉鱿鱼风味:紫色
铁板牛肉味面:黄色
カリパイ
ですよね~。中国語を訳すとこんな感じでしょうか。
蚝油牛肉风味:オイスターソース牛肉味(緑色)
铁板色拉鱿鱼风味:鉄板野菜イカ味(紫色)
铁板牛肉味面:鉄板牛肉味(黄色)
グーグルの翻訳を駆使して訳しましたが、間違っていたらコメントください!
※カリパイは中国語の知識ゼロです
ちなみに、今回はメトロ(パシフィクモール内)で購入しましたが、いずれも一つ69ペソ(約140円)でした。
というわけで、早速食べ比べをしていきましょう。
【青色】XOソースシーフード味(XO酱海鲜风味)
最初はこの青いパッケージ「XOソースシーフード味」です。
まずは、外観を見ていきましょう。
食べ方(調理方法)や成分が書かれています。漢字を見ていくと何となく理解できますね。
裏面はこんな感じです。
中央の表示は「2017年10月18日に製造された」という意味でしょうか。
作り方は日本の『U.F.O.』と同じですね。
「A」の表示があるところから開けて、ソースを取り出し、かやくを入れてからお湯を注ぎます。
「C」は湯切り用の開け口です。
湯切り口は丸い穴が開いているのではなく、わりと広めになっていますね。
お湯と一緒にかやくが流れ出てしまわないかちょっと心配です。
では、実際に作っていきましょう。
ふたを開けて中身を取り出してみました。
日本版と違って、かやくは袋に入っていますね。
青のりなどの「ふりかけ」は入っていませんでした。
麺は、やや細めでしょうか。ここまでのところ、見た感じではイケそうですね。
というわけで、お湯を注ぎふたを閉めて3分待ちます。
3分後、湯切り口からお湯を捨てました。
心配していた湯切り口の広さですが、特に具材が流れ出ることもなく、スムーズに湯切りをすることができました。
いよいよソースを麺に混ぜ合わせていきます。
が、ここで痛恨のミスをしてしまいました。
カリパイ
そうなんです。お湯を入れて待っている間、ふたの上にソースを置いて温めておくことが必要でした。
そんなわけで、ソースを混ぜ合わせるのに苦労しましたが、何とか完成しました。
シーフード味ということで、エビの香りが強めです。
ソースは日本のソース味感はまったくなく「ザ・中華味」ですね。
麺はやや細めでモチモチ感はなく、日本の焼きそばとは別物といった感じでした。
野菜がたっぷり入っていればそこそこ美味しいと感じるかも知れませんが、「油くどい中華麺」という表現がピッタリ当てはまるクオリティーでした。
カリパイ
【緑色】オイスターソース牛肉味(蚝油牛肉风味)
さてお次は「オイスターソース牛肉味」です。
パッケージには立派な牛肉がたっぷり入っている写真がプリントされていますね。期待が高まります。
中身はシーフード味同様、かやくとソース、フォークです。
麺は同じですね。かやくをよく見ると一応牛肉と思われる色をした小さな物体が。
今度は忘れずに、ソースをふたの上でしっかり温めましたよ。
おっ!牛肉らしきものも少し大きくなってますね。
はい、ソースを混ぜあわせ出来上がりです。
先ほどのシーフード味と違い、香りは強くないですね。
辛さもなく、味はかなり薄味です。
こちらも中華料理味ですが、それほどクセもなく、何というか特徴のない味です。
牛肉の欠片?のような具は、ちょっと残念な感じですね。
とにかく、これといった特徴のない商品です。
カリパイ
【紫色】鉄板野菜イカ味(铁板色拉鱿鱼风味)
次は「鉄板野菜イカ味」です。
ちょっとこのネーミング、分かりずらいですよね。「野菜がたっぷり入ったイカ風味の焼きそば」かなぁと想像します。
この商品にはマヨネーズが入っています。
ソース焼きそばにマヨネーズは合いますが、果たして中華味の焼きそばにはどうでしょうか。
麺は同じです。かやくにゴマが入っていますね。
湯切りの際にいっしょに流れ出てしまいそうですが・・・。
心配していたゴマですが、麺に絡みついていて湯切りをしても大丈夫でした。
「鉄板野菜」とうたっていますが、見る限り他の焼きそばと同じなような気が・・・。
むしろ、野菜がやや少なめかも??
ソースを混ぜ合わせ、仕上げにマヨネーズをかけて出来上がりです。
さてこちらのお味ですが、ひと言で言ってしまうと「未知の味」ですね。
辛さはまったくありません。
「イカ味」ですが、イカというよりカツオ節に近い味でしょうか。
これはもはや焼きそばではなく「魚介系汁なし麺」といった感じです。
ちなみにマヨネーズもほぼ味がありませんでした。
カリパイ
【黄色】鉄板牛肉味(铁板牛肉味面)
最後はこちら「鉄板牛肉味」です。
名前からしてクドそうですが、お味はどうなんでしょうか。
こちらもマヨネーズが入っていますね。かやくの内容量がやや少なめでしょうか。
他の商品と比べて明らかにかやくが少ないですね。
ということは、その分のコストがソースに使われているかも?とちょっと期待してしまいます。
はい。さすがにこの写真、もう見飽きてしまってますよね笑
次行きましょう。
はい、出来上がりです。
先ほどの「鉄板野菜イカ味」もそうでしたが、マヨネーズの分量がちょっと少ない気がしました。
最後に食べたこちら「鉄板牛肉味」ですが、今までの中で一番「焼きそばらしい味」でした。
味、香りとも強くなく、クセがありません。
ですがほんのり辛さが効いているため、食べやすい味です。
今まで食べた『中国版U.F.O.』の中で、これはソース焼きそばに一番近いですね。
ただし、具材が少々物足りない・・・。
ここに肉がたっぷり入ってたら結構イケますよ。
カリパイ
カリパイ審査員の評価まとめ
今回は4種類の『中国版U.F.O.』を食べ比べしてみました。
ここで評価をおさらいしてみたいと思います。
第1位【黄色】鉄板牛肉味(铁板牛肉味面)
- 一番焼きそばらしい味
- 具材が充実すれば完成度高い
第2位【紫色】鉄板野菜イカ味(铁板色拉鱿鱼风味)
- 未知の味?
- 魚介系汁なし麺か?
第3位【緑色】オイスターソース牛肉味(蚝油牛肉风味)
- 特徴のない味
- 具材の牛肉は残念賞
第4位【青色】XOソースシーフード味(XO酱海鲜风味)
- クセの強い味と香り
- 油くどい中華麺
今回のこの順位は、カリパイの独断と偏見によるものです。
味の好みは人それぞれだと思いますので、参考程度にしておいてくださいね。
【番外編】日本の『U.F.O.』実食!
『中国版U.F.O.』を食べていて思いました・・・。
カリパイ
というわけで、弁天(日本食材店)まで行って買ってきましたよ。
ちなみに、この「日清焼そばU.F.O.」は弁天で110ペソ(約220円)でした。
中国版とは約20ペソ(約40円)の差ですね。言うほど差がない?と思いました。
せっかくなので、ここで『日本版U.F.O.』もレポートしていきますよ~。
はい、外側の包装をはずし、中に入っていたソースを取り出しました。
かやくは初めから麺と一緒に入っていますね。
小さいことですが、ふたを開ける際、日本版の方が開けやすいですね。
中国版は、接着剤が強すぎて開けるのに結構苦戦しました。
湯切り口も違いますね。この形自体も、どんどん進化してますよね。
これ、結構ポイント高いと思うんですがどうですか?
「熱湯を注ぐ前はうまくはがれません」って書いてあります。
このことにより「誤ってお湯をこぼしてしまい火傷する」という事故を防いでいます。
細かいことですが、このような商品の安全に対する配慮が素晴らしいですね。
はい、湯切りが終わり、ソースをかけました。
しっかり混ぜていきますよ~。
仕上げにふりかけをかけて出来上がりです。
青のりの香りがたまらないですね~。
具材のキャベツも存在感があります。
みなさんご存知の味なので、カリパイが説明するまでもないでしょう。
麺がモチモチで、ソース味に安心感がありますね。
脇役である具材も控えめながら存在感があり、味覚を刺激してくれます。
カリパイ
まとめ
最後は「日本版U.F.O.がうまい!」という感じになってしまいましたが、やはり慣れ親しんだ味には安心感があるということです。
ですがこれは、今回の目的であった「中国版U.F.O.の食べ比べ」を実際にやってみて気付いたことです。
中国版が中国で受け入れられる味になることは当然のことですし、中国と日本では味が違うことも当たり前のことです。
今回は「同じU.F.O.という商品名でも国が違うとこんなにも違いがあるのか」ということを明らかにできたと思います。
どちらを選ぶかは、人それぞれ味の好みによるでしょう。
店頭に中国版と日本版を一緒に並べ、仮に価格も同じにしたら、フィリピン人はどちらを選ぶのか。
気になりますね~。
どこかのスーパーでやってくれないかなぁ・・・。
ではまた。
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